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孔子廟訴訟と政教分離の神髄

政教分離というと、どのようなイメージが思い浮かぶだろうか。

歴史に詳しい人であれば、ヨーロッパ諸国における宗教戦争やトルコの世俗主義、法律に詳しい人であれば目的効果基準や一連の判例(津地鎮祭事件、愛媛玉串料事件、空知太事件…etc)が思い浮かぶだろう。

今回は、政教分離に関する最新の違憲判決である孔子廟訴訟を題材に、日本における政教分離の神髄に迫っていきたい。

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