yukki
なりゆきで引き取った植物に花が咲いて、月下美人だったことがわかりました。一晩だけ咲く花。別の株の花との間で受粉しないと種ができないこと、夜に咲くのはコウモリを呼…
残された庭 誰にも知られず 初夏の夜に咲く花 闇に白く甘いダイヤが輝く 誰かに会うのを朝までずっと待ってた 失われた街 名前も忘れて 月待つ夜に咲く花 遠い記憶なぞ…
今宵酔わせてよライブミュージック 弾けるスマイル多様なカラー 陽気なダンス踊っている 新しい時代祝っている すれ違いざまにハイファイブ あなたのスタイル最高にクール…
使うことのなくなる文房具 読むことのなくなる厚い本 ここがもうタイムリミットだ 諦めなければいけないようだ 仕方ないとわかっているけど 及ばないとわかっているけど …
孤独な誓い阻む境界 バブルの中でやっぱ場違い 届けたいくだらないI have a say わからないことから逃げない 理解しあえないことを怖がらない もっと知りたい笑いあいた…
酷い夢で目が覚めた 午前3時をまわった いつもの部屋は冷たい 優しいものはみな眠り 反転した世界に一人 生まれ落ちたばかり 静けさの中で際立つ輪郭 孤独こそが世界…
眠りにつくとき横にいよう 怖い夢は見ないよ 心配いらない君のために バリア張っているからね どんな悪者も追い払うよ せめて半径この貧弱な腕の伸びる限り 君を守りたい …
ねぇあのこに子供が産まれたんだよ 目元と鼻が似ているの 元気に育つように祈る もう連絡とれない人もいるけど 数年ぶりに会うこともあるよ 思い出はだいぶ色褪せてきた …
社会のことがなんとなくわかり始めたのは大学に入ってからです。私が生きてきたこの社会って資本主義っていうものだったんだ。だから現状維持じゃだめで、椅子取りゲームを…
高校では3年間寮生活をしました。ど田舎から出てきて最初は苦労したけど、総じて自分の人間性が開花した時期だったと思う(もちろんそれから開花しっぱなしでさらに成長中…
進路。今や全く馴染みがなくなった言葉だけど、高校生の頃は逃れられない重石のようでした。何をしていても、ずっと喉に芋がつまってるみたいで苦しいね、って友達と話した…
壊れそうな小さな世界 今だけの王国を アンバランスに彩る 危うい振れ幅 それらしく形になってる 不安を隠した者の群れ 笑っていても胸のつかえが ずっと ずっと取れない…
初めてリミックスをしてもらった話を書きたいと思います。リミックスをしてくれたtigerbrotherさんは私が通っているスウェーデン語教室の先生の知り合いで、授業で一度お話…
その言葉 言い方 笑い方 自分が我慢すればと思った 三十すぎて振り返ったらさ バケツリレー列ができていた 悲しいこと傷つくことは 自分だけの問題じゃないと気付いた …
朝日光る海原 新しい空 またおはよう 今朝の波は穏やか 靄はとうに散り消えた 手に刻まれたしわ 数える年月が経ち 遥か遠い記憶 大切なもの置いてきたあの砂浜 振り…
そんな予感がする 胸が騒ぐ 早く早く 駅を抜けて やけに黄色い街 風が西へ 早く早く 自転車こいで 雲が集い焼ける 皆が空を見上げる あのビルの向こうだ まだ終わらな…
2022年2月4日 21:49
なりゆきで引き取った植物に花が咲いて、月下美人だったことがわかりました。一晩だけ咲く花。別の株の花との間で受粉しないと種ができないこと、夜に咲くのはコウモリを呼んでいるらしいことを知りました。その頃、東京が水没し友達の家の庭だけが残っているという夢を見たので、夜に咲く花はその庭で咲いています。「残された庭」「失われた街」。「深淵の源」は聖書のノアの箱舟に出てくる言葉。天と地は果てしなく分断され もっとみる
2021年6月12日 20:58
残された庭誰にも知られず初夏の夜に咲く花闇に白く甘いダイヤが輝く誰かに会うのを朝までずっと待ってた失われた街名前も忘れて月待つ夜に咲く花遠い記憶なぞり命が瞬くどこかに届くと朝までずっと待ってた天を見て咲き地に落ち朽ちる立ち昇る香りさざ波立つ水面彼方を結ぶ雨どこまでも続く深淵の源闇に清く淡い命が燃え立つどこかに届くと朝までずっと待ってた
2021年5月5日 11:56
今宵酔わせてよライブミュージック弾けるスマイル多様なカラー陽気なダンス踊っている新しい時代祝っているすれ違いざまにハイファイブあなたのスタイル最高にクール個性を敬いあっているばらばらで繋がっている昔は色々あったけど知恵を身に付けレベルアップ傷つけあって辿り着いた不可逆的な革新底なしの優しい世界そんな想像してみるよ現実は程遠いけど思い描くことができるそれがスター
2021年5月3日 18:51
使うことのなくなる文房具読むことのなくなる厚い本ここがもうタイムリミットだ諦めなければいけないようだ仕方ないとわかっているけど及ばないとわかっているけど縋るように握りしめていた手放さなければいけないようだ人知れず流した涙の日々がほんとは報われてほしかった立ち尽くす開かない扉の前で今は先など何も見えないけど大丈夫繰り返す筆画を重ねて言い聞かす必ずなんとかなるから
2021年4月24日 20:04
孤独な誓い阻む境界バブルの中でやっぱ場違い届けたいくだらないI have a sayわからないことから逃げない理解しあえないことを怖がらない もっと知りたい笑いあいたいその先に解があると信じたい傷つきたくないだけじゃない黙ってたらループは終わらない古い価値観はアーカイブしたい呪いでなく希望を残したいハッピーな未来に辿り着きたい取りこぼさないで生き残りたい争わないで一
2021年4月22日 21:30
酷い夢で目が覚めた午前3時をまわった いつもの部屋は冷たい優しいものはみな眠り反転した世界に一人生まれ落ちたばかり静けさの中で際立つ輪郭孤独こそが世界の裏に走るソースコードやけに目が冴えて困る深く沈んだ思考はまだ底に着かない甘美な夢を見ていた君の気配と残像刹那の歓び元いた場所に戻ってきただけこの先ずっと消えずに残るログ抱いて過ぎ去ってしまうものも真実で
2021年4月10日 19:46
眠りにつくとき横にいよう怖い夢は見ないよ心配いらない君のためにバリア張っているからねどんな悪者も追い払うよせめて半径この貧弱な腕の伸びる限り君を守りたい何でも知りたがり首をかしげすぐになんで?って聞くんだ毎日新しい不思議があり世界は発見で満ちてるね待って迷子にならないように 差し伸ばした手を握り返すこの温もり君を守りたいいつかもう腕だけでは君を守れなくなるいつかも
2021年3月31日 22:10
ねぇあのこに子供が産まれたんだよ目元と鼻が似ているの元気に育つように祈るもう連絡とれない人もいるけど数年ぶりに会うこともあるよ思い出はだいぶ色褪せてきた生きてくことはサバイバルで自分のことで必死だったな誰かが待つ家に帰る普通で幸せな大人になるとはあぁ時は流れて 時折伝えたいと思う些細だけど美しいこと悪くないよなんていったらあきれるかな笑うかなねぇ一人でたくさんの
2020年10月10日 16:45
社会のことがなんとなくわかり始めたのは大学に入ってからです。私が生きてきたこの社会って資本主義っていうものだったんだ。だから現状維持じゃだめで、椅子取りゲームを続けないといけないんだ。自分の経済レベルを相対的に意識したのもこの頃。私が1週間の食費1000円チャレンジをしている一方でブランドバッグを持ったり海外に毎年行く人がいたり、お金があると選択肢ってたくさんあるんだな、ということがわかりました。
2020年10月6日 21:04
高校では3年間寮生活をしました。ど田舎から出てきて最初は苦労したけど、総じて自分の人間性が開花した時期だったと思う(もちろんそれから開花しっぱなしでさらに成長中)。生まれて初めて人間関係を0から作り上げたからスペシャルで、終わってしまうのがすごく悲しかった。「ずーと友達だよ」とか「うちらの絆は永遠」とか、言っている人がいたけどそんなことありえないと思っていた。今のこの関係はこの環境がなくなれば
2020年10月4日 20:33
進路。今や全く馴染みがなくなった言葉だけど、高校生の頃は逃れられない重石のようでした。何をしていても、ずっと喉に芋がつまってるみたいで苦しいね、って友達と話したことを覚えている。『私を離さないで』を最近読みました。主人公は自分たちが無邪気に受けていた教育がどういう意味を持つのか知ることになるのだけど、いずれ社会と呼ばれるところに送り出される、そのために今までのあれやこれやがあるのだということを
2020年10月1日 21:45
壊れそうな小さな世界今だけの王国をアンバランスに彩る危うい振れ幅それらしく形になってる不安を隠した者の群れ笑っていても胸のつかえがずっと ずっと取れない若さゆえと言われたくない忘れたくもない期待されるほどにわからないことばかりだ迷いがこぼれ落ちないように しかめっつら 早足で歩いた永遠 未来 思い出 夢なくなることが怖いから悲しいけど置いていく道は続くの・・
2020年9月26日 11:57
初めてリミックスをしてもらった話を書きたいと思います。リミックスをしてくれたtigerbrotherさんは私が通っているスウェーデン語教室の先生の知り合いで、授業で一度お話をしてもらった縁で繋がりができました。最初にWashbearの曲を聞いてもらった時に、citypopというジャンルに聞こえるというコメントをもらったのです。Wikipedia情報を私なりに解釈すると、citypopとは197
2020年9月23日 20:28
その言葉 言い方 笑い方自分が我慢すればと思った三十すぎて振り返ったらさバケツリレー列ができていた悲しいこと傷つくことは自分だけの問題じゃないと気付いた誰かを守る そろそろ私矢面に立つわ
2020年7月10日 20:58
朝日光る海原 新しい空 またおはよう今朝の波は穏やか 靄はとうに散り消えた手に刻まれたしわ 数える年月が経ち遥か遠い記憶 大切なもの置いてきたあの砂浜振り返らず行くこの目が見たもの全てをいつか伝えたい今はまだまだ見えない先へ 吹いてゆく風嵐うねる海原 雨は強く右往左往ただいつも流されるまま意志は無力 泡と消えたどこにも辿り着けない 震えて目覚める夜星ひとつ見えない闇の中
2020年7月5日 21:09
そんな予感がする胸が騒ぐ早く早く 駅を抜けてやけに黄色い街風が西へ早く早く自転車こいで雲が集い焼ける皆が空を見上げるあのビルの向こうだまだ終わらないで間に合うように走るから ああ ちっぽけな力を知らしめる空だ 追いつけたらこの世の果てを僕に見せてひとつ願いをかける西の空へ どうかどうか祈るように 影が色を吸い込む もう誰も空を見ないでもあのビルの