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ホチキスの針がなくなるまでは続けよう、と思っていた仕事(結局11年目)

新卒から2年半、まったく合わない先輩と2人1組で仕事していた。いま振り返れば、学んだことや得たことは多くあったけど、彼女と離れてから数年間は、彼女への怒り・恨みが消えなかった。仕事ができて、わたし以外の人には優しい人だった。
※不快な表現が続きますので、そういうのが苦手な方は、ここから先は読まないでください🙇‍♀️


嫌だったこと一覧

  • 挨拶をしないし無視する、ときどき手でしっしっみたいにして追い払う

  • 確認をお願いした書類を2週間放置され、確認してくださいと頼んでも確認してくれない

  • こちらが外部に依頼したスケジュールを勝手にずらして、代わりに自分のスケジュールを優先している

  • 先輩の指示通りにやった仕事なのに、トラブルが発生した際、上司への報告ではわたしが勝手に判断してトラブルを起こしたかのように報告される

  • 説教が長く、別室に呼び出されて2時間ぐらい同じ話を何度もされる。しかも週に2回とかの頻度でそれをされることもあった

  • そんな事実はないのに、みんなあなたと働きたくないと思っている、あなたのせいでみんな迷惑しているなど、大きな主語で責めてくる

  • 犬なん?伝書鳩なん?大学ちゃんと受験して入った?暖簾に腕押し、少女漫画脳、脳内お花畑など(後半もはやちょっとおもろいけど)それは言ったらだめだろう的なことを日常的に言われる

  • 全く仕事と関係ない宿題を週末に出される。たとえば、漢字ができていないからという理由で漢字ドリルを自費で買ってやらされるなど(しかも毎週ちゃんとやってるかチェックされる。そこは律儀)

  • 残業代をつけさせてくれない。22時すぎまで残業してもつけさせてくれなかったことがある(そのため、自分は残業代をつける資格がないんだという思考に陥っていた。上司が変わって、残業代をちゃんとつけろと何度も説明されて、やっとつけられるようになった)

  • 遅くまで残っていると怒られるが、仕事量は増やされるばかりだったので、毎朝7時半に行って仕事していた(9時始業)。それでも終わらず、相談しても取り合ってもらえず、繁忙期の1番ひどい時には、家に持ち帰って深夜3時とかまで仕事し、6時半に起きて会社に行っていた。もちろんただ働き

  • あるときから報告や相談の時間を制限され、1日に2回、14時と16時しか話しかけるなと一方的に決められた。ちがう時間に相談すると、今の時間は無理と聞いてもらえない

彼女は大体こんな感じで毎日私への接し方が最悪なのだが、すごくたまに、優しい週間みたいなものが訪れ、典型的なDV夫(女性だけど)みたいなやり口に、混乱させられた。

なんで辞めないの?と思うかもしれないけど。

なんで辞めなかった?と思う人もいるだろうし、今のわたしも、当時の自分に言えるならら辞めなさいと言うし、無理矢理辞めさせるかもしれない。

がんばろうと意欲を持って入社したけれど、いつの日からか、髪の毛のセットが面倒になり、化粧が面倒になり、コンタクトも面倒になり、髪ボサボサのすっぴんめがねで、会社にも社外にも行っていた。行きの電車の中では自然と涙が出てくるようになってしまった。帰り道でも悔しかったり悲しかったりで泣きながら帰る日があった。それでも辞められなかった。負けたくない、根性、そんなものではなくて、辞めたくてもこわくて辞められない、あり地獄にはまったありみたいな状態だったのだと思う。

会社の周りの人は、心配して声をかけてくれる人もいたけど、それで奮起して日常を乗り切るというのは、日々のマイナスがでかすぎて、難しかった(声をかけてもらえるのは、ありがたいことですが…)。

当時のわたしの戦友はホチキスの針だった。ホチキスの針って、小さな箱に入ってますよね。"お前を使い切ったら、辞めるって言う!"って、心の中で戦友(ホチキスの針)に誓いながら、毎日ホチキスをパチンパチンしてたんです。ズタボロで、ホチキスの針1本1本に、毎日をつないでもらっていました。感謝してもしきれない。ありがとう、ホチキスの針。
なんの実もない、ただの昔話を読んでいただき、ありがとうございました。

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