【スリール】ワーク&ライフインターン体験記~前編~
みなさん、こんにちは!
ゆっかです!
今私の生き様について書いているところですが、ここで第2章で触れたスリールのワーク&ライフインターンについて書きます。
3回に渡り体験記を書く予定です。
どうぞお付き合いください。
スリールとの出会いで気づいた自分の中のもやもや
大学3年生のとき、授業の中で、スリールの代表の堀江敦子さんがインターン事業について話にきてくれたときがありました。
そして説明を聞き、これは絶対に参加しなければならない、と直感しました。
この頃の私は、公務員試験の勉強も始めていたし、専業主婦になるか働き続けるかについては自分なりに結論が出ていたつもりでした。
でも、スリールのインターンの話を聞いて感じたのは、女性はキャリアを諦めなければならないんじゃないだろうかという不安とそれは嫌だという自分の声でした。
専業主婦だった母親しか見てこなかった経験だけで決めるのではなく、共働き家庭を見てからでも遅くはないと思い、公務員試験が終わったら絶対に参加すると決めていました。
インターンに参加する前のもやもや①ージェンダー観への違和感ー
私たちの世代は、学校教育の中では男女平等であると教えられ、私自身は実際に学校生活の中で男女差を感じることはあまりなく過ごしてきました。
でも大学に入って驚いたのは、女子大生であるだけで「女の子」として扱われるようになったこと。
飲み会では奢ってもらえる、取り分けをやる子が「女子力高い」ともてはやされる、男を立てる、男はリードする、女の子らしくフリル・ピンク・リボンを身に着ける…
この染みついたジェンダー観はなんなんだ!?と衝撃を受けた一方、それに合わせている自分もいました。
でもなんとなく気持ち悪さを感じていました。
男女平等、男女が対等な関係って幻想だったの!?と感じた大学生活でした。
インターンに参加する前のもやもや②-女性はキャリアか家庭どちらかを選ばなければならないー
この考え方に関して、印象に残っているのは、中学生の頃、学校でのキャリア教育の講演会で話にきてくれた会社で活躍している女性の話です。
先生たちの意図としては女性も社会で活躍できる社会になってると伝えたかったんだと思います。
でもその方の話は、結局男性化してバリバリ働ける人でないと、男性と同じ土俵に乗れないという内容でした。
その疑問を当時の担任の先生にぶつけたところ、君たちが社会に出るころにはもっと男女が対等に働ける時代になっているはずだということを言っていました。
けれど、大学生になってOBOG訪問等で聞く話は結局変わっていない社会の状況でした。
「女性は優秀だけど辞めちゃうんだよね。だから男性を採用するし昇進させる」
そんなことを堂々と正しいことのように平気で言っている某大手企業人事の人もいました。
あぁ、結局社会は変わっていなくて、女性は男性を立てるもの、キャリアを選ぶか家庭を選ぶかしかないのか、そう感じました。
インターンに参加する前のもやもや③ー子どもにとって親が働いていることは不幸じゃないのかー
自分の母は、栄養士の資格を持っていることもあり、毎食栄養バランスの取れた食事、手作りのお菓子、子どものためなら自己犠牲をしてでも尽くす、夫を立てる、そんな絵にかいたような専業主婦でした。
そして、それを母は誇りにもしていたし、私も感謝をしていたので、私が母親になるということを考えたときに、母のような母親像しか自分にはありませんでした。
1990年代だと共働き家庭の子どもも半数くらいいたはずで、同級生を見ると共働きの親だったからと言って幸せになれないかというとそうではないとわかるはずなのに、なんとなく、子どもを預けて働くことへの罪悪感や3歳児神話が頭をちらつく自分がいました。
インターンに参加する前のもやもや④ー共働きであるというイメージがないー
そもそも仕事はバリバリ働いている人のイメージ、母親は専業主婦のイメージしか持ち合わせていなかったので、そのどちらも実現させようとすると無理だと諦めていました。
だからどちらかを取るしかないと考えていたわけですが、そもそも共働きだとどういう生活になるのかということが1mmも想像できていませんでした。
インターンを始める前の人生設計
そんなもやもやを抱えながらも、私なりに考え抜いたライフプランの結論を導き出していました。
当時の私の人生設計は、20代で結婚、30歳くらいまでに2人の子どもを産む。
仕事はきっとやると楽しいし、経済状況を考えると辞めないほうがいいから辞めないけど、パートナーの仕事の邪魔はしたくないから、子どものために私は仕事をセーブして家事育児を担う。
それでもできないなら仕事を辞めて専業主婦になろう。
と思っていました。
本当は自分が我慢して仕事を諦めるのは嫌だなと思いながらも、仕事を諦めるのは自分で、仕事を辞めないのも経済的なリスクヘッジというなんとなく後ろ向きな理由でした。
以上がインターンをする前の私です。
※インターン経験談中編はこちらから