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【要約】『鬼滅の刃』流 強い自分のつくり方

鬼滅の刃とは? 

『鬼滅の刃』は、人喰い鬼の棲む世界を舞台に、主人公の少年・竈門炭治郎(かまど・たんじろう)と鬼との戦いを描くダークファンタジー。シリーズ別総売上1億部を突破した、いまや社会現象となった作品だ。


鬼滅の刃あらすじ

出典: https://news.mynavi.jp

時は大正時代、主人公の炭治郎は一家を支える大黒柱の少年で、6人の妹・弟と母親と山奥で生活していた。ある日、炭治郎が街に炭を売りに出かけ、家に帰ると家族が鬼によって惨殺され、生き残っていた妹は鬼化していた。


炭治郎は、妹を人間に戻す為に、鬼殺隊の隊士になって鬼との戦いに身を投じて行く。炭売りの少年が、人喰い鬼たちとの闘いに勝つことはできるのか?そして、妹は人間に戻れるのか?


「強く~なれる~理由を知った~♪」

と、本書はまさに強くなるための理由を教えてくれる。登場人物のセリフや行動を紹介しつつ、彼らの生き方からどういう教訓を得るべきかを解説している。

主題歌の紅蓮華を聞きながら読むと、より強くなれる感が増すかも。(←あくまでも個人的な感想)

では、早速いってみましょう!
 

この本をすすめる3つの理由  

1.鬼滅のキャラクターたちから学べて楽しい!
2.キャリアカウンセラーとしての著者の専門家の視点で説得力がある!
3.ファンブックのようにスラスラ読める!

こんな方におすすめ 

・明確な目標を持てないまま生きている
・何かに挑戦する前からあきらめる
・コツコツと努力することが好きでない
・ネガティブ思考だという自覚がある
・他人とのコミュニュケーションが苦手
・ものごとをすべて自分中心に考えてしまう
・他人から嫌われないために本音を隠している
・自分は不幸だと思っている
・鬼滅の刃が好き! 


強い自分づくりに必要な心がけ

まずは、炭売りの少年を変えた「積み重ね」の力を4つの視点で解説!


何事も積み重ねることが基本
人は積み重ねることで、心も体もどんどん強くなる、強い自分をつくるためには、目標を持つこと、そして壁に跳ね返されたとしても、何度でもあきらめず、苦しい時期や鍛錬に耐え、挑戦することで人間は確実に成長できる。


自己効力感を味方に
『鬼滅の刃』の第6話で、炭治郎が最終選別試に出た鬼の頸をはねることに成功し、自らの成長を実感したシーンがある。積み重ねた先の成功体験から生まれた「自分はできる」という自己効力感を得て修行を積み重ねることで技術の向上や精神力が鍛えられていった。


自己効力感を味方に
大きな目標を達成しようとするとき、その道のりは長く困難なものになる。課題を解決すれば、次の新しい課題が必ず出てくる。壁にぶつかった時、原因と改善策を考え、試行錯誤を繰り返しながら目標へ一歩一歩近づく。


自分独自の型が生まれる
1つのことに徹底すると、やがて自分なりの型が見つかる。善逸(ぜんいつ)は壱の型しか使えなかったが、その1つの型を徹底的に磨き上げ、独自の七の型を生み出し、敵の撃破に成功した。基本を覚えたその先に独自の個性が生まれる。「守破離」の考え方ともいえる。


折れない心のつくり方

次に、炭次郎はなぜあきらめないのか?その秘密に迫ろう。

(※図の中の禰󠄀豆子としのぶさんは私が描いたものを使用)


脆弱な覚悟では何も得られない
第1話、鬼になった妹の禰豆子を殺さないでほしいと懇願する炭治郎に、鬼殺隊の剣士・冨岡義勇は

「弱者には何の権利も選択肢もない。ことごとく力で強者にねじ伏せられるのみ!!鬼共がお前の意志や願いを尊重してくれると思うなよ。」

といって追い詰める。これは脆弱な覚悟ではこの先、何もできないということを教えようとしていたのだ。そこで炭次郎の覚悟を読者が知ることができる。

この冨岡義勇の「決断」を迫る場面があったからこそ、『鬼滅の刃』という物語は大きく動き出したといっても過言ではない。


覚悟を決めるとあきらめる方が困難になる。ものごとを起こす時に「なぜ、私はこれをやりたいのか?」問いかけてみるといいかもしれない。


誰かのためにという思いは人を強くする
誰かのためという思いを持って行動を起こすと、人はいつもより大きな力を発揮できる。仮に前向きな気持ちで引き受けたわけではなくても、いつの間にか「自分がやらなければ」という使命感や責任感を持って取り組むうちに成果が上がったということも。しかも誰かのために何かを達成したときの方が、満足度も高い。


誰かとの関わりは人を強くする
挫折しそうなときや困ったとき。自分が窮地に立たされた際、ふと誰かから受け取った言葉に助けられることがある。自分の無意識下に刻まれた言葉は、追い込まれたときや迷ったときに自然と思い出され、窮地をしのぐためのきっかけとなることも多い。敵味方関係なく、そこから得た関わりが力となり自分を強くする。


自分を強くするための習慣

最後に、炭次郎が強くなった理由とは何なのか?
彼が行っていた事を「習慣」で見ていこう。

目の前の課題に素直に取り組んだ
偏見や先入観は人の成長を妨げる。素直に他者のアドバイスを受け入れてみると、意外とうまくいったり、楽しく取り組めたりするということも少なくない。やってみないとわからないことは多い。やるかどうかを悩むより、やってみてから続けるかどうかを考えてみよう。挑戦することで、はじめて自分の適性に気付くこともある。すべてはまずやってみてから始まるのだ。


自分で考えることを習慣づけた
炭次郎は、うまくいかなかったとき、必ず自分で考えていた。それは戦いの最中でも行われていた。なぜ負けたのか、うまくいかなかったのか、その原因や理由を突き止め、課題と向き合い、次に生かしていた。あなたも以下のステップで強くなるための考え方を身につけることができる。

<考えるステップ>
①現状を分析する
②過去の体験・スキルを自覚する
③状況打破のために創意工夫する


己の限界までとことん鍛えた
現代社会では、「やりすぎ」は問題になる。炭次郎のように死ぬほど鍛えろとは言わない。だがそれが好きで好きで仕方のないことであれば、自分を徹底的に鍛え上げることはいい経験になる。何かを達成しようとするなら、やはり限界ぎりぎりまで自分を鍛え上げることは欠かせない。


1人で無理ならみんなと一緒に考えた
一人でできることには限界がある。仲間と協力し合うことで、自分一人では解決できなかった課題が解決できることもある。あなたが負けず嫌いな性格なら、仲間がいることで、さらに大きな向上心が生まれるかもしれない。「この人に負けて悔しい」という気持ちは、行動の原動力にもなる。



この他に、「仲間とうまくやる秘訣」や「鬼とは人の弱さに宿る」といった内容も書かれていますので、興味がある方はぜひ読んでみてください。

私の所感

小さなことをコツコツ積み重ねることが大切だということを再認識させてくれる本。正直炭次郎の習慣をすべて真似するのはなかなか難しいですが、私は積み重ねることからやっていこうと思いました。♡Lisaさんの曲をBGMに読むと一層テンションがあがります!もう一度鬼滅の刃のマンガを見返してみようと思いました。


本日も最後まで読んでいただき有難うございました!

|名著図解・ゆき|

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