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私が海外の先生を招致する『インターナショナルクラス』を開催することについて
私が海外のお菓子のデコレーションの先生を日本に招待する『インターナショナルクラス』を開催することについて、
「どうして、こういうクラスをやることになったんですか?」と聞かれることがかなり多いので、ご興味のある方はお読みいただけましたら幸いです。
本当に本当に生徒さんからよく聞かれていて!
いつも聞かれたら「色々仕事しているうちに自然な流れでこうなりました」と答えていたのですが(回答が雑で申し訳ありません..笑)
私がお菓子の世界のインターナショナルクラスに触れるきっかけ含めて、ここに残しておきます。
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【お菓子の世界のインターナショナルクラスという文化を深く知ったきっかけ】
私も最初は、海外のデコレーション専門家やパティシエを自国に呼んで招致するレッスンがInternational classやMaster classと呼ばれ、そのようなクラスをよく行なっているスタジオまであることは知りませんでした。
お菓子の世界のインターナショナルクラスを深く知ったきっかけは2つあります。
両方とも私の韓国のフラワーケーキの恩師LUCIA先生きっかけです。
①ベロニカ先生のインターナショナルクラスを受講したこと
2019年、LUCIA先生が開催した韓国でのインターナショナルクラスに参加しました。
LUCIA先生がスペインのベロニカ先生を韓国に招致して、立体アイシングクッキーの授業を行うというインターナショナルクラスでした。
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私はお菓子の世界のインターナショナルクラスの文化をあまり知りませんでしたが、当時韓国でも多くはなかったと思います。
ルシア先生はいつも他の国に招致される側で経験していて、知見があったため開催をしたのだと思います。
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今まで体験したことない真新しい体験ができそうで、日本のアイシングクッキーレッスン代金に比べたらかなり高額なレッスン代にも関わらず「いきます!」と即答しました。
スペイン語と韓国語しか飛びかわないレッスンで、朝の9時から19時まで頑張ったのは自分でも衝撃ですが(いまも韓国語勉強中ですが、当時は今以上に全然できず言ってることはほぼわからず、、)
通訳アシスタントの方に補足してもらったりもして、見様見真似で頑張りました。
人生史上、最大の見様見真似だったと思います笑
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日本でもアイシングクリームの作り方はさまざまですが、
私が想像しなかった配合や材料だったり、カルチャーの違いによる気づきも楽しくて。緊張しながらもとても貴重な体験ができたと思います。
そして何より、日本で普通に過ごしていたら受講どころかお会いすることもできないような先生と、1日中濃厚な時間を過ごせることにも高揚感がありました。
初対面のベロニカ先生が優しく話しかけてくれて、本当に嬉しかったのは今でもよく覚えています。
②シンガポールのインターナショナルクラスのお手伝いにいったこと
今度は2022年に、韓国のLUCIA先生が招待をされたフラワーケーキのインターナショナルクラスのお手伝いをしにNanatangというシンガポールのスタジオに行きました。
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スタジオオーナーのNanaは自分のレッスンを開催・販売もしつつ、かなりのインターナショナルクラスを開催している方でした。
私もコロナ禍前に招致レッスンを何回かしましたが、ここで新たな目線で知見が広がりました。
他の国のインターナショナルクラスを開催者側目線で見ることもできるのは、いろいろ勉強になることが本当に多かったです。
準備からレッスンまで、連日長時間このスタジオにいたこともあり、色々な話を聞けてよかったです。
とりあえずどこの国であっても、裏の準備に体力はかなり使うんだなとも思いました。笑
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笑顔でとても優しい生徒さんたちばかりで、生徒さんが積極的に楽しんでいる姿を見たら私も幸せになりました。
運営側の話が聞けて、受講側ではなく開催側として色々な体験ができたことは本当に勉強になりました。
LUCIA先生が作ってくれたこの経験でより、『インターナショナルクラス』という自分の中での枠組みができたと思います。
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【私がインターナショナルクラスを開催するようになったきっかけについて】
コロナ禍前から、LUCIA先生の招致レッスンは開催してました。
LUCIA先生が世界各国でレッスンしていたので、「日本でもレッスンしませんか?」と伝えてみたのがきっかけです。
「LUCIA先生しか作れない世界観に触れる幸せや高揚感を共有したい」「アートで国際的なデザインのフラワーケーキはなかなか習えない」という理由で、提案しました。
今思うと当時は何も知らなすぎて、準備の仕方も要領が悪く迷惑をかけましたし、LUCIA先生にかなりサポートしてもらっていたと思います。
やったことない準備や計画だらけで、私もかなり疲弊してましたが、生徒さんが「企画してくれてありがとうございます」と言ってくださることが嬉しくて、開催する意義があったと思いました。
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コロナ後は、韓国のLUCIA先生に加えてマレーシアのDoris先生を招待させていただいてます。
実はこの1年で30人くらいは海外の先生から「日本でレッスンしたい」とコンタクトがありました。けれど、LUCIA先生とDoris先生以外、開催してません。
そう、実は、結構お断りしてるんです。
私がインターナショナルクラスを行いたいと思う基準としては、
①先生がいい人柄であること 生徒さん思いであること
②カリキュラムの内容に新しい学びや体験が含まれていること
③日本の生徒さんが楽しめる姿がイメージできること
④著作権に引っかからないデザインであること
です。
①については、一つ一つのカリキュラムを先生と相談して決めていて、細かい確認も事前に色々としているのですが、同じ志で話を進めていける人じゃないスムーズに打ち合わせができません。
お互いの齟齬が生まれたままレッスンを行なっても、生徒さんの満足には繋がらないと思ってます。
先生の人柄やどこに思いが向いているかというのはとても重要なポイントだと思ってます。
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②③は生徒さんのためにも先生のためにも大事です。
インターナショナルクラスは、先生と契約を結んできていただくので開催者側はお申し込みの人が集まるかというプレッシャーもすごくあります。
生徒さんも希望しないような内容のレッスンは私もお知らせしたくありません。お申し込みの方が集まらなければ先生にも迷惑をかけてしまいます。
ここがマッチしないと、インターナショナルクラスをする意味がないと思ってます。
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④これは海外の先生のデザインに本当に多くて、とても可愛いのですが、、
丁寧に日本でこちらはレッスンできませんとお断りさせていただいてます。
(本当に、キャラクターデザインのポートフォリオを送ってくださる方はかなり多いです、、)
Doris先生はたまたまいただいたメッセージがきっかけでいくつかやりとりをしていたところ、一緒にコラボしてレッスンを行う流れになりました。
私がインターナショナルクラスを行いたいと思う基準にあてはまったので開催を決めました。
そして、日本でのCantik Nerikiriクラスをどう行うか伝えていくかというのは、かなり打ち合わせを重ねてきました。
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どうやって魅力を伝えるべきかはいつも本当に悩んでいます。
特にDoris先生のレッスンは「日本でマレーシアの先生が和菓子を教える」ということだったので、ページの公開前は頭痛がするほど悩んでました。
このページには私のおすすめしたいという思いが詰まってますので、
好評いただけててとても嬉しいです!
【今後のインターナショナルクラスの予定について】
今後もこのように他の方を呼んでレッスンをしますか?と聞かれるのですが、全くわかりません。
フィーリングが合って、みなさんが楽しめるイメージがついたらやる
そうでなければ企画しないという感じです。
少し打ち合わせをしている先生もいますが、
「やりたい!」「やりましょう!」で決めるものではなく
本当に日本でレッスンするのに向いているのかもヒヤリング(材料についても、事前に細かく聞いてます)して決めています。
そして、無理してやるものではありません。
準備も計画も本当っっに大変なので、、それはまた今度機会があれば書きますが、、身内では「こんなの普通やるもんじゃないね」とよく話してます。笑
ただ、もし私が開催する新しいインターナショナルクラスが今後あるとしたら、それは今企画しているもの同様、心からおすすめできる先生のレッスンだと思っていただけましたら幸いです。
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【私がインターナショナルクラスで実現したいこと】
私は韓国でフラワーケーキを学んだ時、「新しいことを学んだ!」というよりも「この高揚感や楽しい時間ごと共有したい」という気持ちが強かったです。その気持ちで日本でのフラワーケーキレッスンを始めました。
もちろんお花絞りを教えるということには自分なりにプロ意識も持っているので、自分で研究した上でミリ単位で細かく指導してます。
ですが、自分が受けた高揚感やその時間を素直に楽しむ心ごと共有できたらという気持ちは、始めて何年経っても変わっていません。
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インターナショナルクラスは、私のレッスンでは出せない別の高揚感や達成感があると思っています。
インターナショナルクラスでは、「初心者さんのケアは私もするので、応用編の難しいものも取り入れてほしい」と先生にいつもお願いしてます。ですので、きっと新しい学びは多いと思います。
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ですが、新しいことを学ぶというのはもちろん、
楽しくて貴重な時間ごと、本当に楽しんでほしいと思っています。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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