HOYA(7741)企業価値分析レポート(Updated: 2019/12/04)
こんにちは。第6弾の企業価値分析レポートは、HOYA(7741)です。
前回同様、ショートバージョン・レポートが無い(=月間ニューリーダー連載で取り上げていない)銘柄です。
①2019年1月より新規組み入れ銘柄としてご紹介したHOYAとは・・
同社については、7月に拙著『真のバリュー投資徹底講義』(https://www.amazon.co.jp/dp/4815012717/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_9ZY5Db3HWCQB2)を出版した記念に開催したセミナー( 2019年10月20日)でもご紹介した通り、2019年1月から新規で私の運用ファンドに組み入れている銘柄です。
その辺りの組み入れ理由というベースで御説明していきたいと思います。
このセミナーの時に皆さんからの反応を見た限り、勿論社名は良く知られていると思いますが、投資銘柄としての知名度は低いんだなあ、とちょっと驚きました。
改めて確認してみると、直近の個人株主比率は9%台です。ひところ、ファナックの個人株主が4%台と低いことが取り沙汰されていましたが、今はHOYAより多い11%台になっていますし、ピジョンも12.5%、ワークマンは40%台に増えており、トヨタも29%位ですね。ですから、個人投資家にとっては、あまり馴染みのない銘柄だったということなんでしょう。
しかし、実はコーポレートガバナンス意識が高い企業として、機関投資家の間では非常に有名です。
さらには、6年半前の拙ブログ(https://ameblo.jp/yukiyagi7/entry-11487432972.html)にも書きましたが、早くから資本コストを経営の中で意識させているという意味で、日本企業としては稀有な存在ですね。事業リスクに見合ったハードルレート(資本コスト)と言う考え方ですが、この辺については後程説明します。
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