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詩 #4
人はきっと自分を知らない。
きっと誰かに見てほしくて、作った自分を見せびらかす。
星の中に見えてた影が、いつか地球に届くまで。私の瞳に届くまで。
輝くあなたを見つめては眩しいと目を細める。影ができる。
雲から降る降る、美しい。世界の終りも美しい。片手をふさぐ、目をふさぐ。
人はきっと、もっと、可愛くなれる。自分を知って、相手を知って、終わりを知って。笑ってしまうような毎日に、遠くの君を想いだす。
空から降る降る、音がする。ぽちゃん、ぴちゃんと音がする。私の上で音がする。
2020.10.27 雨のない日の傘の下