小川洋子先生、おめでとうございます。
小川洋子さん、
紫綬褒章、受章おめでとうございます。
新聞をよんでいたら、秋の褒章が発表になっていて、私の好きな作家さんの一人、小川洋子さんが、受章されていました。
以下、朝日新聞11月2日版の上原佳久記者の記事より抜粋、
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1988年、「揚羽蝶が壊れる時」で海燕新人文学賞を受け、作家デビュー。
「若い頃は自分が書いているものを分かってほしくて、ここにいる、と叫ぶようだった。」
転機となったのは、第1回本屋大賞に選ばれた「博士の愛した数式」。ベストセラーとなり、
「本屋さんが、読者に届けてくれるのだと改めて気付かされた」と、いう。
取材を通じて他者に注意を向けてみると、
「それぞれの人の中に広大な世界があり、書かれるのを待っているのだと」。
そうして、喪失感を抱えた人々の物語を多く紡いできた。
何でも効率が求められる時代にあって、「小説を書くのは最も効率の悪い仕事」と話す。
「それでも小説は、声をだせない人の声を届けるためにあるのだと思います」
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そう、小川洋子先生の小説は、普段は見落としてしまいそうな静かに、ひっそりとたたずんで暮らしている人たちの、思いを開いて紡いで、私たちに届けてくれる、そんなお話が多くある。
私の一番好きなのは、
○猫を抱いて象と泳ぐ
二番目は、
○ミーナの行進
三番目が、
○博士の愛した数式かな。
読書の秋、再読も再々読もいいな。
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