小学生だった私へ。寄付を考える。
小学6年生だった。たまたま見た学習雑誌で見つけた記事。
ネパールで現地の人へ医療活動をしている日本人医師、岩村さんの記事がでていた。
ネパールは高山地帯で当時は物資の運搬も簡単ではなく、農地での収穫も限られていて食料や生活物資も潤沢とはいえないようだった。
小さな子ども達が、栄養不良で痩せて大きな瞳でこちらを見つめている写真。
私は同じ時代に生きているのに、食べたいものを食べ、病気の時は病院に連れて行ってもらえる自分と比べて、なんて苦しい生活なんだろうと、胸が痛んだ。
そして、その記事は、医療活動を継続している岩村さんを支援しようと、使用済みの古い切手を集めている団体への協力を呼びかける内容だった。
私は自分で集めるのもいいけれど、家の郵便物では少ないし、友達や先生に相談してクラスのみんなに、頼んでみた。
当時は、今より郵便物が多く、親戚や友人との手紙のやりとりもあったし、そう私も文通とかしていた。
だから、教室の隅に箱を置いて、クラスの中で集めてみたら、、、。最初は心配したが、そのうち箱いっぱいになり、支援団体に送ることができた。
小さなことだけれど、誰かのために
少しだけ自分の力を出してみる。
私も地球の中の1人。誰かのためにできることをしたい。
そんな小学生だった私。
今は仕事を辞めて自分の定期収入はないけど、
毎年少しだけ、
国境なき医師団、日本赤十字に
寄付をすることにしている。
小学生だったころの純粋な気持ちを
忘れないために。
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