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なぜ外国人の応援団は微笑ましく見れるのか?

今日はラグビーワールドカップの決勝戦、南アフリカ VS イングランド戦が開催された。試合会場の横浜国際競技場がある新横浜駅には、お昼過ぎから緑と白のユニフォームの外国人であふれかえっていた。

ラグビーの応援に来ている外国人は、とにかく陽気だった。応援するチームのユニフォームを着て、「必勝」とかかれた日の丸ハチマキをつけ、ビール片手に街を歩いている。みんなすごく楽しそうだ。中には何人かで大きな声で歌いだす人や、ハロウィンの売れ残りのような派手なかつらをかぶった人、なぜか「合格」ハチマキを付けた人、シュレックのようなコスプレをした人もいて、こちらはさらに大盛り上がりしていた。

外国人たちの歌や笑い声で、新横浜の街は騒々しい様子だった。おそらく新横浜アリーナで開催される横浜の成人式以上の騒がしさだったかもしれない。それでも、なぜか不快な気持ちにはならなかった。いや不快どころか、はしゃいでいる外国人の姿を見ているとこっちまで楽しくなった。日本人だと「うるさいなー」と思うのに、この違いは何だろうか。

地元の友人にこの話をしたところ、日本人と外国人では楽しみ方が違うからだと指摘していた。日本人の場合、基本は友人や会社仲間など、他者は巻き込まずに「内輪」ではしゃぐ。そのため騒いでいる日本人を傍から見ると、自分自身と関係ない場所でうるさくしている人達だと不快に思ってしまう。

一方外国人は、基本的に誰とでも騒ぐケースが多い。コンビニの前でお酒を持ちながら、近くの他人と一緒に歌を歌ったり、初対面の日本人と楽しそうに話したりしている。そして照れがない。いかつい見た目の男性でも、顔に派手なペイントをして周囲と全力で楽しんでいた。もちろん個人差はあるけど、外国人の騒ぎ方には「内輪」はあまり感じられない。だから外国人たちの応援は1つのコンテンツとして、見ていて楽しめるんじゃないだろうか。

今日の新横浜は、陽気な外国人だらけですごく楽しかった。人に迷惑をかける騒ぎ方をしてはいけないけれど、どうせやるなら「内輪」をつくらず全力で騒いで、周りを楽しませられるレベルにしていきたい。

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