インプットしたハリウッド映画の脚本術で脚本を書いてみる⑧3月28日までにリライト！

2023年3月19日 10:12

〇前回までは・・・

脚本家の岩崎です。
3月15日のチーム会議にてラルクのDriver's Highをテーマにした脚本を提出しました！

実際の脚本がこちら！無料で読めるので読んでコメントとかをいただけたらものすごく嬉しいし、必ず返信します！

この記事を書いている理由

僕は英語と読書が好きでたぶん人よりも苦なくできる人間だと思っています。その英語力を活かして海外で教えられているハリウッド映画の脚本術を発信することで日本の脚本家の方々の助けになるかもしれないと思ってやっています。純粋に脚本家がどんな風にして作品を書いているのか気になる、という好奇心で読んでくれている人もありがたいことに僕の周りにいます。なので気軽に読んでもらって大丈夫です。
前回の記事はこちら↓

こういうお悩みをお持ちならこの記事をぜひ読んでください

・脚本の書き直しで何をすればいいか分からない

＊ここからの記事を読む方は実際に僕が書いた脚本を読んでもらった方がいいと思います。物書きを目指されているのであれば、他人が書いたものを書いてその人がもらったフィードバックを聞くというのはご自分の作品を書き直す時にもきっと役立つと思います。とは言いましたが、読むか読まないかはあくまで自由です。それでは、記事の続きをどうぞ！

前回のチームでの会議になんとか１３ページの脚本を書ききりました。
しかし、結果だけを言いますと「まだ撮れるレベルの完成度ではない」でした。そのフィードバックと自分なりの分析、次なる行動について書いていきたいと思います。

先輩からのフィードバック
自己分析
次の締め切りとやること

先輩からのフィードバック

先輩方からのフィードバックですが、この３つがポイントです。
・キャラクターの成長
・ギャグも滑ってる
・テーマがぼやけてる
・流れは○

　正直、ここに書いていることの半分は僕が過去に脚本術として書いてきた記事にも繋がることがあるので「知ってるのと実際にやるのは違うなあ・・・」と今更ながら痛感しております💦
　まずキャラクターの成長なのですが、主人公がロボットであるということが後半になり分かりますが、この主人公が最初から人間臭すぎるんですね。こういうロボットが主人公のお話って最初は無感情なロボットが物語を
通して人間性を育んでいくみたいなのが多いですが、このロボットは最初から人間味がＭＡＸなんですね。もちろん人間味が溢れるロボットも世の作品にはあります。しかし、ここで問題なのはDriver`s Highの歌詞にもあるように「熱くなった銀のメタリックハート」→金属質なハート（心臓・心）の考えに基づいて僕が脚本を書き始めたことです。だから僕がもともと書きたかった作品の方向性的にも主人公は最初こそ冷徹、無感情なのですが、物語を通じて感情を取り戻していくみたいな構造を書きたかったのにそれを忘れていたということなんです💦書いているうちに自分の書きたかったものがズレていくのに気づかないものだと痛感しております💦

今回から脚本で活かせること

　冒頭の主人公とエンディングの主人公の哲学（考え方）をしっかりと決める。なぜならその二つの地点での違いこそがあなたが物語を通じて伝えたいテーマだから。
　つまり僕の場合は冒頭の主人公が無感情（具体的に言うと生きることに希望が持てない）なので物語のエンディングでは生きることに少しは希望を持っている状態であるべきなのです。もしくはエンディングになったら「より絶望して死にたくなっている」とか「最初の状態と変わらないが、周囲に影響を与えた」とかでもいいわけです。ただ、僕はダークな物語は好きなのですが、鬱な話は嫌なので最初のパターンで行こうと思います。

次回予告というか次回目標

　次回の記事では先輩からのフィードバックの研究と修正の続きを書いていきたいと思います。おそらく次に書けることは「ギャグの滑ってる」ですね。この一見、「お前の好みだろ」と突っ込みたくなることなんですが、これは「自分が書く物語のジャンルを決めていなかった」という問題にもなると思っています。これについては「Anatomy of Story」という脚本術の本を書いたJohn Trubyさんの動画をしっかりと勉強して書きたいと思っておりますので楽しみにしていてください！

★次の記事へのURL

映画学校に行くお金がない人にも脚本家として成功するチャンスを与えたい

　最後にこれを読んでいただいているあなたにお願いがあります。僕がこうしてハリウッド映画のノウハウを無料で公開しているのは僕みたいに映画の学校に行ってノウハウを学ぶことのできない脚本家を目指す人のためです。僕の英語力で海外の文献や資料にアクセスし、それを無料で公開することで恵まれない脚本家志望の人たちのためになると信じて今日もこれを書いています。これを読んでいるあなたがその思いに共感してもらえたら１か月５００円からでも支援をすることができます。そのサポートによって僕自身も非常に助かります。　現在、6人の方からご支援をいただいております！もしも応援していただけるのであれば下のリンクをクリックし、"I just want to support Yuki!" をクリックしていただければ幸いです！https://www.patreon.com/one_shot_movie?fan_landing=true&view_as=public

これから書いていきたいと思っている脚本ノウハウ

・ログライン・テーマ:①の復習・4コーナー・アウトライン(ストーリーサークル)・完璧主義・ミッドポイント・シーン・エクスポジション・エンディング・初稿の出来上がり・ナーヴ感想・メインストリーム・伏線(ルーベンズタッチ)・エニアグラム・リライト

〇参考動画