いきもの

テレビの音が部屋中に流れ
のらりくらり
時間が過ぎる

携帯のゲーム
読みかけの雑誌
部屋の中にはやらなきゃならない
仕事があちこちに散乱

ふと横を見た
鏡に映る自分
あれ?
こんな顔していたっけ?
誰だ?

記憶の中の
自分はもう少しまともな顔していたはず

近づいてもう一度よく見たら

鏡の中には顔の浮腫んだ“ハゼ“がいた

いつからか意識も顔も
生き物という分類の存在になってしまったな


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