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主語を「私」に置き換えると余計なひと言になりにくい

おはようございます!ビジネス作家の臼井由妃です。
コミュニュケーションは対面や電話等、相手の様子を伺い知れるシチュエーションばかりではありません。メールやSNSでの交流では、相手の心情を思いやったり表情を知ることが難しい。
ですから、余計なひと言や残念な発言が、生まれやすいと言えます。

先日のことです。面識がなくSNSのみで、コミュニュケーションをはかっている方から、誕生日にメッセージが届いたのですが お祝いの言葉に添えられたひと言に「残念な想い」が広がっていきました。

それは「臼井さんは文章が上手ですね」です。
上手なことを上手だといって、何が悪いのか、そう受け止める方もいらっしゃるかもしれませんね。素直な気持ちから生まれた言葉なのだから、構わないと思う方もいるでしょう。しかし目上の人が仕事として行っている行為をほめるのは、一般的にルール違反とされます。

趣味や家事など、本業以外のことをほめるのならば、別ですが「本業」は、うまくできて当たり前なのですから、目下の方がほめるのは、好ましくないのです。
実際、私も相手の好意は分かりますが嬉しくはない。複雑な心境になりました。

このように、面識がない人とのやりとりは、注意が必要です。
相手の職業や仕事上の実績など、認識が浅いままに、そのことをほめるのは避けるのが賢明です。
無意識にこうした発言をしてきた方は、主語を「私」だと考えて表現すると、へりくだった表現が出るようになり、「残念なひと言」が生まれにくくなります。

「私は~」を念頭に置けば、文末は「~させていただいております」などとなり、自然と謙遜の気持ちが言葉になります。

「文章が上手ですね」と、伝えたいのでしたら
「(文章から)学ばせていただいております」
「(書籍から)勉強させていただいています」などと、なりますでしょう。
ちょっとした言い換えで、残念なひと言も「嬉しいひと言」に変身。
ぐっと好印象になりますので、覚えておいてくださいね。(明日に続く)

~ちょっとした言いかえで残念なひと言も「嬉しい一言」に変身する~
最後までお読みいただきありがとうございました。臼井由妃

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