人格攻撃は絶対禁物
おはようございます!ビジネス作家の臼井由妃です。
自分よりも力の弱い立場の人や部下を叱るときに、陥りやすいのが
「あなたがのろいから、みんなが迷惑するのよ」
「ミスをするのは、落ち着きがないからだ」
と言った安易な人格攻撃です。
私もこうした言葉を受けたことがありますが、「ダメ人間」の烙印を押されたようで心が折れ、叱られた本当の理由を考えることができませんでした。
こういう叱り方をされると、頭の中が真っ白になり、冷静に事態を見つめることなど不可能です。
人格は個性であり、視点を変えれば短所も長所と捉えることができます。
のろいということは、何事も「慎重」、落ち着きがないのは、やる気満々が空回りしているだけ、と捉えることもできますよね。
短所を攻撃すれば、同時に長所の芽まで摘んでしまうことになりかねません。
言葉は「刃物」にもなるのです。
何気ない言葉が、相手にとっては絶対に言って欲しくないひと言だったり、諭すつもりの言葉を相手は不快に受け止めたり。
言葉の怖さに無頓着でいると、人間関係は破綻し、仕事に悪影響をもたらしてしまいます。
そうならないために覚えて欲しいのが、褒めて叱って褒める「プラス・マイナス・プラス話法」です。
「叱るために褒める?」なんて合点がいかないかもしれませんが、こちらの意図や気持ちをすなおに受け止めてもらうには、「プラス・マイナス・プラス話法」がとても有効です。
●計算ミスが多い部下を叱る場合には 「●●さんは、いつもはきはきしていて気持ちがいいなあ~ でも調子に乗ってときどき計算ミスをしてしまうよね。それがなかったら、○○を任せられるのだけど」
○○には相手が望んでいる仕事や昇進や昇給の足がかりになる職務などを、入れてみるといいでしょう。
●単純なミスが多い人を叱る場合には 「●●さんは、行動力があるね。でもときどきやる気が空回りしてミスをする。それがなかなかったら、幹部は●●さんを見直すと思うなあ」
そこを直せば、もっと認められるのだということを、表現するといいでしょう。
最初に褒められて心がほぐれたら、反発したくなるような話をされても、素直に受け取りやすくなるものです。
~褒めて叱って褒める「プラス・マイナス・プラス話法」を覚えよう~
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