切り返しは「会話」の要
おはようございます！ビジネス作家の臼井由妃です。
切り返しとは、「相手が投げかけてきた言葉やしぐさに対する返答」を、意味します。
挨拶をしてくださったり、質問をいただいたり、意見を求められたり。時に黙りこんで、こちらの反応をうかがう。
会話を成立させるためには、そのたびに的確に投げ返す、「切り返し」をしていかなければ、なりません。
会話のほとんどは「切り返し」がスムーズにできれば成立する、といっても過言ではないでしょう。
コミュニュケーションを円滑にするためには、「切り返す力」を磨くことは、欠かせないのです。
そうはいっても、相手はどんなボールを投げてくるのか？
予想がつかないのが、ほとんどです。
あらかじめお会いすることが、分かっていればその方の趣味や関心事、仕事などを調べ、切り返す材料を揃えられますが、それが必ずしも活きるとは限りません。
予想できない質問をいただいたり、苦手な分野で意見を求められることもあるからです。こうなると、困ってしまいますね。
そして現実は、そんな想定外のボールが頻繁に投げられる場面ばかりです。
それにあなたに関心があるほど、相手は質問をしてあなたの本音を探ろうとします。
「聴き出そう」「引き出そう」とするのです。
そうなると、誰もが慌てます。黙り込んで答えを探すほどにパニックになるはずです。
お世辞やお愛想で逃げようとする方も、なかにはいらっしゃるでしょう。
しかし気の利いた言葉など簡単に浮かぶものでは、ありません。
実際、会話が苦手な人は、そんな風に切り返しに時間がかかってしまうということが、よく見うけられます。
逆を言えば「切り返し」に時間をかけてしまうと会話が弾まず、せっかくのご縁もムダになりかねないのです。
特に注意すべきは、相手が口火を切った後の「切り返し」です。
そこに時間をかけてしまうと、会話がリズムに乗れず「共感」や「協調」といった仲間意識が生まれ難くなります。（明日へ続く）
～あなたに関心があるほど、質問が飛んでくる～
最後までお読みいただきありがとうございました。臼井由妃
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