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「マイナス言葉」がクセになっている人は「言い換え」を意識しよう

おはようございます!ビジネス作家の臼井由妃です。
たとえば、「空気が悪い」ではなく「空気が良くない」。
「この色は嫌い」ではなく「この色は好みではない」
「この仕事は苦手」ではなく「この仕事は得意ではない」
双方とも否定していることに変わりはありませんが、ちょっとした言い換えで印象は和らぎます。 

こうした言葉遣いを意識すると、自然に肯定的な思考になり、受け入れる姿勢が生まれ「マイナス言葉」はなくなっていきます。
「マイナス言葉」を一気にやる気や元気、勇気を与えるような「プラス言葉」に変換するのは難しくても、こうした言い換えならばできるはずです。

先ずは「言い換え」になれてから、「プラス言葉」に意識を向けるといいでしょう。

最近、何かをしていただいたようなときに「どうも」で済ませる人を多くみかけます。「どうも君」は増える傾向にあります。

「どうも」という言葉は曖昧です。
「どうもありがとうございました」なのか「どうも、申し訳ありませんでした」なのか、相手の誤解を招く恐れもあります。
「どうも」のほかにも「臼井さんはクラシック音楽がお好きですよね」などと質問をされた場合「……です」「……でした」と応える。

あるいは「山田さん、来週のイベントは?」「部長、この書類は?」などと言葉を端折って、質問をする人がいます。

こうなると、何を聞きたいのか真意を測るのは、難しくなります。「山田さん、来週のイベントには参加するのですか?」かもしれませんし
「山田さん、来週のイベントの場所は●●ですよね」とたずねているのかもしれません。
「部長、この企画書は?」では、応える相手は困ってしまいます。
「置き場所」「処理方法」「書きなおし」「再考」……様々なことが思いあたりますね。

こうして文章にすると「不自然な言葉遣い」だと、分かりますが、会話ではこうした言葉の省略をすることが本当に多いのです。
言葉をきちんと伝える、言い切ることはマナーであり相手への思いやり。無用の誤解を防ぐことにも、繋がります。

世の中は省エネが推奨されていますが、言葉遣いを省エネすれば、人間関係は希薄になります。自分の言葉で明確に伝える。相手を自分だと思って、丁寧に伝えましょう。それが話し方の基本です。

~相手を自分だと思って丁寧に伝えるのが話し方の基本~
最後までお読みいただきありがとうございました。臼井由妃

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