「仕切り上手」はひと言でその場の空気を変える
おはようございます!ビジネス作家の臼井由妃です。
会議や打ち合わせなどで、議論が白熱するのは建設的に仕事をしようとする現れですから、素晴らしいことですが、時に気持が高ぶり議題の趣旨から外れたり、発言者への批判に走ったり。収集がつかなくなることがあります。
こういうシチューエーションは、誰かがその場の空気を変える「発言」をしなければ、時間の浪費になるだけでなく、気まずい雰囲気を引きずり仕事に悪影響を及ばしかねません。
そこで活きてくるのが、その場を仕切る「ひと言」です。
●要領を得ない発言をダラダラ続ける人には
あなたが進行役ならば「ご発言中ですが、要約させていただくと……」というフレーズで発言者にやんわり長話に気づかせるといいでしょう。
進行役でない場合には「ご発言中、恐れ入りますが、●●という意味でよろしいのですよね」と、趣旨はくみ取っているという姿勢を見せながら長話に気づかせるのも策です。
こういう場面では同席者も「早く話が終わってくれないか」とか「誰か、止めてほしい」と思っているものです。
しかし自分から口火を切るのは、躊躇して時が過ぎイライラが募るということは、多いもの。そんな時、こうした「ひと言」が出るとホッとしますし、「仕切り上手」のあなたに、評価も高まります。
●議論の趣旨から外れた発言をする人には
発言が長くなると、何を言うべきなのかが分からなくなる「迷走者」が、現れるものです。
意見とエピソード、世間話、自慢話……様々な種類の会話が混在するものを聴かされる側は、たまったものではありません。これは、時間の無駄遣いに他なりません。
あなたが進行役ならば「恐れ入りますが●●に絞ってお話いただけますでしょうか」と切り出すといいでしょう。ちなみに、●●は、議論に関するキーワードを入れます。
進行役でない場合には「恐れ入りますが●●について、お伺いしたいのですが……」と、やんわり相手を促すといいでしょう。
いずれも「恐れ入りますが」という「ひと言」がクッションになり相手を傷つけることなく、スムーズに進行できます。(明日に続く)
~「恐れ入りますが」のひと言で、迷走発言の相手をさりげなく軌道修正させる~
最後までお読み頂きありがとうございました。臼井由妃
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