言葉選びを間違って怒りを買う人、言葉を吟味して感謝される人
おはようございます!ビジネス作家の臼井由妃です。
同様な意味を持つ言葉でも、選び方を間違えると、相手は不快感を抱きます。たとえば、なかなか決断ができず指示を出せない上司に「優柔不断で困ります」といったら、怒りを買うのは明らかですが「思慮深い」と伝えれば、思いは届きますし、自らの言動を正すきっかけにもなるでしょう。
同様に「気が小さい」→「デリケート」、「大雑把」→「大胆」、「細かい」→「気が効く」
「鈍い」→「ゆったりしている」、「短気」→「正義感が強い」、「杓子定規」→「まじめ」、「言うことがころころ変わる」→「感性が豊か」……などに、変換して伝えるといいでしょう。
言葉を吟味して伝えれば、上司は落ち着いて聞く耳を持ち、その真意も理解します。感謝されることにも、つながるはずです。
また上司の間違いを正したり、意見をするときなど、複数伝えたいことがあったとしても、あれこれ並べ立てるのは避け、いちばんに正して欲しいことを一つだけ伝えましょう。
例「先ほど部長が提案なさったキャッチコピーは、すでに他社が使っておりますし、●●についても、新鮮味がないですし△△は、もう流行らないと思います」これではあら探しと、受け取られても仕方がありません。揚げ足取りのようで、それらが事実だとしても怒りを覚えるでしょう。
私でしたら、
例「私の勘違いかもしれませんが、先ほど部長が提案なさったキャッチコピーは他社が使っていると思うのですが(いかがでしょうか?)」などと、お伺いを立てるような物言いで一つだけ伝えます。
この場合のポイントは、「私の勘違いかもしれませんが」というひと言です。このひと言がクッションになって、相手には柔らかく伝わり、考える余裕が生まれます。それがきっかけとなり、関連する事柄も見直すようになるものです。
ストレートな物言いであれこれ指摘されたら、人間性までも否定されたような気持ちに人はなるのです。ですから上司はもとより、部下や同僚であっても意見や進言をする場合には、本当に正して欲しいことを一つだけ。
クッションになるような「ひと言」を添えて伝えたほうが、確実に届きます。(明日に続く)
~ひと言をクッションにすれば、柔らかく伝わり考える余裕が生まれる~
最後までお読みいただきありがとうございました。臼井由妃
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