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「ありがとう」は、二回伝える
おはようございます!ビジネス作家の臼井由妃です。
感謝の気持ちを伝えるとき、一回のお礼では相手は満足しないことがあります。感謝の気持ちは充分あっても、きちんと伝わらなければ「何だ……損をした」と人間関係がギクシャクする心配もあります。
心理学の教授にうかがったのですが
「親切にされた相手が感謝するのは、親切にされた瞬間がピーク。その後次第に感謝の念が薄れていく。一方、親切にした相手は、恩を着せるつもりはなくても、時間の経過とともに、こんなに親切にしてあげた」という気持ちが強くなっていくそうです。
ということは、「好きでやったことだから」と相手が言っていても、後から「あんなに親切にしてあげたのに」と、気持ちが変化するケースは珍しくないのです。
親しいからこそ「ありがとう」は惜しみなく伝えましょう。
人間関係のトラブルを防ぐために、知っておいて欲しいのが「ありがとう」を2回伝える法です。
二回伝えるとは「ありがとう、本当にありがとう」と、念を押すことではありません。一回感謝の念を言葉にした後、もう一回間を置いて、気持ちを伝えるのです。
二回目の感謝を伝えるタイミングは、何かをして下さった相手が
「親切にしてあげた」気持ちが大きくなったとき。
次にお会いしたときに、会話の口火を切るように、感謝を伝えるのもいいでしょう。
たとえば、
相手「下話をしておいた、取引先の契約はどうなった?」
あなた「ありがとうございます。ご契約いただけました。○○部長のおかげです」(1回目の感謝)そして後日。
相手 「その後、あの会社とはうまくいっているかな?」
あなた「はい、順調に仕事をいただいております。これも○○部長のおかげです。ありがとうございました」(2回目の感謝)
すると「君が努力したからだ。この調子で頑張りなさい」となります。
「ありがとう」は、間をあけて二回伝える。
相手の感謝されたい気持ちに合わせることで、「ありがとう」はきちんと伝わり、人間関係はさらに豊かになります。
~親しいからこそ「ありがとう」惜しみなく伝える~
最後までお読みいただきありがとうございました。臼井由妃
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