倹約を心がけると、モデルルームのような部屋になる
おはようございます!ビジネス作家の臼井由妃です。
モデルルームとは、マンションや分譲住宅などで、購買者にその様式や造作などを実物で見せるために用意された部屋。
新築物件を業者が売り出す際には、必ずといっていいほど「モデルルーム」を用意して、見学会や相談会を開き、顧客に物件の特徴や魅力を伝え、購買に結びつくように務めます。
そうしたモデルルームに足を踏み入れると、生活観漂う自分の家と比べて滅入ったり、どうしてこうも違うのだろうと感じたり……。そんな方もいらっしゃるのではありませんか。
時折、モデルルームとして使用していた部屋を売却するという広告を目にすることがあります。そこに備わっていた家具やカーテン、小物等も含めて販売するという「千載一遇のチャンス」を見つけることもあるでしょう。
しかし、そうした物件を運よく手に入れることができたとしても、意識を変えない限り、すぐに、これまで住んでいたのと変わらない空間になるのは目に見えています。
モデルルームは生活観を一切排除された空間です。
清潔であり、余計なものは置いていません。家具や調度品の配置はもちろん、クッションの大きさや置き方まで、完璧に整えられています。
細部に渡り行き届いた空間は、自分の家と比べて違いは一目瞭然。
「家は、暮らす場なのだから、生活観いっぱいは仕方がないでしょう」という方も多いはずです。
実際、洋服はその辺に脱ぎ散らかし、イスやテーブルの位置もなんだかおかしい。読み終えた雑誌や新聞は積み重ねられている。食事をする場でない寝室に食べ散らかした後がある。家具の色は統一されておらず、調度品である絵画の額には誇りがたまっている。小物類はごちゃごちゃ……。
だからこそ、モデルルームの洗練さに憧れを抱く。こんなところに住んでみたい、自分の家も変身させたいと願う気持ちも、もっともです。
そのための第一歩が、「整理整頓」です。
整理とは「いるモノといらないモノを分け、いらないモノを捨てる」こと。まず整理を行う必要があります。
多くの方は、自分の処理能力を超えたモノを持っています。処理できる数を超えていたら、いくらテクニックがあっても綺麗にはなりません。
ですから、要らないモノを捨てる「整理」が先なのです。
整頓とは、「必要なモノをいつでも誰でも出せるようにルールを決めて配置すること」。動かしたモノを「戻す場所」と「そこにどのように(いつまで)置くのか」という2点を決めることが欠かせません。
モノが溢れて収拾がつかないような状態では、憧れのモデルルームに近づくことはできないのです。
私は倹約を心がけるようになって、「自分の価値観」で、物事を取捨選択してきました。
流行や誰かが持っているか、一流ブランドだからという「他人の価値観」を暮らしに入れることはなくなりました。その結果、目指していたわけではないのですが、我が家は「モデルルーム」のようになったのです。
整然とした空気が漂い、キッチンやトイレ、お風呂はいつでもピカピカに磨かれている。開け放たれた窓からは海や小島が見える。広々としたスペースに「この部屋はどれほど大きいのか?」と錯覚すら覚えます。
吟味して選んだ家具や調度品、テラスに置かれた植物が色合いを添えている。清清しく健やかな環境──。それは「倹約」がもたらしてくれた贈り物と言えるでしょう。
~倹約は清清しく健やかな環境を与えてくれる~
最後までお読み頂きありがとうございました。臼井由妃
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