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自分の発音に、関心を持っていますか?

おはようございます!ビジネス作家の臼井由妃です。
あなたは、会話をしているときの自分の声の響きや発音に、注意を払っていますか?

あなたの会話の意図が分らず不明瞭であっても、ビジネスの成否や利害関係に関わることでもない限り相手から「今、何とおっしゃいましたか?」
「それは、●●という意味ですよね」とは、問い正してはこないものです。

そうした質問は「あなたの話は聴きづらい」「伝わっていないですよ」と、言っているのも同じことであり、言い回しがソフトであっても、「発言の真意」を聞くのは、勇気がいるからです。

それは、方言にもいえることです。あなたにも、覚えがありませんか?

普段は標準語で話す方が、会話に熱中してくると「お国なまり」が出て、意味が分らなくなる。
あなたは、「多分、●●という意味なのだろう」
「標準語の○○と同じような響きだから」と、聞き流していると、実は意味が違っていたというようなことが。

以前、お得意様のオフィスにお邪魔した時のことです。
「消費期限が切れているから、投げてくれ」という経営者の発言が耳に入ってきました。

「投げるって?」私は「消費期限が切れているとはいっても、自社の商品を投げるなんてずいぶん乱暴な扱いをする会社だ」と思いました。

すると発言を受けた社員は、「分りました、ではいつもの業者に頼みます」

そう応えたのです。「業者に頼んで投げる?」ますます意味不明です。

実は「投げる」とは、「捨てる」の意味で 北海道や東北ではそう表現する場合が多いとうかがいました。発言の主も北海道の出身です。社員さんは慣れたもので、その意味を理解して指示通りに動いたと言うわけです。

方言ならば、こうした意味のとり違いも「笑い話」になるでしょうが、標準語なのに聞き取りにくい。意味が計り知れないでは、コミュニュケーションの弊害になります。(明日に続く)

~方言の意味のとり違いは笑い話だが、聞き取りにくい標準語では話にならない~
最後までお読み頂きありがとうございました。臼井由妃

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