第三章 トラウマの克服
執着の手放しのための、トラウマの克服。
どうしたらトラウマを克服できるのか?
まず第一に、トラウマを思い出す。幼少期から現在に至るまで、手当たり次第に思い出す。
思い出したら、第一章でできたように心に問いかけ、深掘りする。その時の自分がやってしまったことや、やれなかった自分を許す。嫌な相手がいたら、その相手を無理に許す必要はない。許せないと思っている自分を許せば良いのだ。
思い出せないトラウマもある気がする。
嫌な夢をよくみる、昔いじめてきた奴がでてくる、時間に追われてる、仕事に難癖つけられるetc…。
この夢って、直接的じゃないけど自分が昔経験した出来事であった気がする。
そんな感じで、思い出しては許し、許しては思い出していくと、段々とトラウマだった記憶自体が薄くなっていく。
そして、、ほとんどのトラウマを思い出し許した結果、自分の心に余裕ができた。
他人の事しか見えてなかったのに、いつのまにか自分の事が見えるようになって、目に見えない(知りようが無い)他人の心を、知りようが無い未来を、過去を、世界を、自分の中で勝手に創り出していたことに気づく。
裏を返せば、自分が世界を創り出しているのだ、ということに気付く。
そこに執着というものは無くなっていた。正確に言えば、執着する必要が無くなったのだ。もう、他人に委ねる必要も、恐れる必要もない。
全ては自分が創り出しているのだから。