第二章 執着を手放す②

執着は心の脆さの現れ。
恐いから手放したくない。どうしても欲しいから何がなんでも手に入れたい。愛されたい。etc…

求める気持ちは大事だ。人間なら誰でも持ってる、当然のこと。だけど肝心なのは、それって本当に心の底から欲しいものなのか?
第一章で、自分の心を深掘りして少しは本心というものに近づけたと思う。
だが、それだけでは心は満たされないはずだ。物事に執着するのは、じつはそんな表層をなぞるだけで解決はしない。更に言えば、今執着している事、物が解決してもまた同じ事が起こるだろう。
それは何故か?それはトラウマという、もっと心の根深いものに関係がある。

トラウマとは、心的外傷(大きな精神的ショックや感じた恐怖によってできる心の傷)だ。
どんな人間にもトラウマはある。それが原因で、頭では意識できない領域で身体や心が拒絶し、または求め固執する。それが執着になる。

トラウマというのは、思い出そうとすると嫌な思いになり、心臓がドキドキし、蓋をしたくなる。
臭いものには蓋をするって言葉がよく似合う。
恐いから、嫌だからみんな目を背ける。他人のこと(執着)には目を向けようとする癖に、自分のトラウマには目を背ける。
そりゃ、うまくいく訳無いよ。自分の事さえ出来てないんだから。
つまり、トラウマを克服できれば執着を手放すことに繋がるのではないのだろうか。


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