運命は決まっている。
論理的思考の私が2年間自己内観して辿り着いた考え方。
この世の物は全てにおいて生まれる前から運命が決まっている。
そう思う理由は、各個体の環境、遺伝子、性格、性質、体格、体質、見た目、性別、etcによって考え方や好み、出会い、感情の抱きかたが決まっているからである。
そしてそれらは、親のまた親、辿って行くと遥か昔、地球ですらも決まっていたことに辿り着く。
この、「運命は決まっている」という文章を読んで、「そんなんあるか!」と思うのも性格だし、そもそも考えもしないのも性格だ。
やたらとスピリチュアルに結びつけるのも性格だし、なんでも神様のせいにするのも性格だ。
性格は親からの遺伝だし、その土台を創る出会いは生まれたところの環境で決まる。
そしてその環境は、生まれる前から決まっている。遺伝子も、親の親の親のずっと昔から繋がってきている。
「じゃあ、未来も決まっているのか?」
決まっている。
道端の石ころに出会うことも、人によってはその石ころを踏んで坂道を転げ落ちることも決まっている。
「決まっているなら何してもいいのか?」
それをそう捉える性格ならそうするだろう。
「じゃあ何もしなくていいかな?」
ところがどっこい、人間には感情や肉体があって何もせずにはいられない。悲しければ泣くし、腹が立てば暴力的になる人もいる。
飯を食わなきゃいつか死ぬだろう。
それでも動き続け、考え続ける。
それが「人生」だからだ。
「運命って変えられるの?」
変えたいと思う気持ちはわかるが、変えることはできない。よく耳にする「引き寄せの法則」というものがあるが、まずそれ自体を知ることも、それを受け入れて実行できる性格も既に生まれる前から決まっているから。
そもそも、「運命を変えよう」という強い意志や考え方ができる時点で、その人の運命はそういうものなのである。
「運命は決まっている」からこそ、その出会いは唯一無二であり、今の自分というものが常に「人生の集大成」なのだ。
過去は必然だ、どんなに妄想しようと変えることはできない。
でも後悔する必要は無い、それが自分たちの全力の結果なのだから。
これから起こることは、誰にもわからないが、今何を感じるか、何を大切にしたいか、それぐらいは誰にでもわかるだろう。
ま、とはいえ、その考えに至る性格もまた生まれる前から決まっているのだけどね。