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じゃむじゃむコトコト人生コトコト

向島のいちじくでジャムを作りました。
 
私は今休学して広島県の尾道市の真向かいに浮かぶ、向島に住んでいるのですが、そこのバイト先である、自然栽培いちじく園『万汐農園』でお店に出せないいちじくをいただいたので、ジャムを作りました。

私がなにか煮物をしているのだと思ったシェアハウスのオーナーさんから「酒とみりん使わないの?」と聞かれたのをきっかけに、お砂糖を使わず、みりんと蜂蜜で甘味を足すことに。
みりんは、大学の授業に講演にきたのをきっかけに見学にいった東京都東村山の『豊島屋酒造』のものを。
蜂蜜は、吉祥寺の養蜂家さんに協力してもらって、私の大学であるICUとその周辺の地域(東京都三鷹・武蔵野)で蜂さんが集めてくれたICU HONEYをつかいました。

酸味と発色には、インターン先の自然農園、
『ピッチフォークファームズ』に生えている難しい名前の謎の柑橘を使いました(名前忘れた笑)。

特になにかコンセプトを持って作り始めたわけではないけれど、作っている間に全ての素材に自分自身が深くつながっていていることに気づいて、「あれ?今私の人生の大切な一部をコトコトしてるんじゃない?」という気分になってきて、「私自身の今と今までの軌跡を詰め込んだジャムだ!」と感慨深くなりました。

そうしているうちに、それぞれの素材をつくった人のことや、それぞれの素材が育った環境のことがちゃんと頭に思い浮かぶことにも気づいて嬉しくなりました。

お米からこんな甘みが引き出せることに驚いたこと。蜂が飛び回る大学の菜の花畑のこと。クセの強い社長が意外にも自然栽培にこだわっていること。動物たちのたくさんいる畑のこと。。じゃむをコトコトしながら人生振り返れるなんて、幸せなことです。

自分の食べるもののできている場所や背景を知っていて、自分との繋がりをしっかり見出せるということはある意味当たり前のことだけれど、その当たり前が、当たり前にできていることに感謝です。

これからも、人生コトコトしていきたいものです。 

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ちなみに味もとても良くできまして、とても嬉しいです。万汐農園のいちじく本来が甘いこともあって、みりんと蜂蜜だけで十分な甘さになりました。お砂糖にはない優しい甘さと、謎の柑橘のフルーティさがとてもよいです💮

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