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心がけたい!フォーリーのアドバイス!

今回はインストラクターが繰り返し言っていたフォーリーアドバイスについて。

その前に、まずフォーリーとは。

私が考えるフォーリーとは、映画やアニメやゲームなど、映像に出てくるものをその場面に合うように音で表現すること&そうやって録音したものかなと。
人物や動物といった生き物だけでなく、波の音や風で揺れるカーテンの音なども表現できる。しかも違ったものから。
確かにライブラリーサウンドから音探して編集して当て込むのでもできるけど、そのシーン特有の表現をできるのはやっぱりフォーリーなのではと思ってます。
実際ライブラリーサウンドの中にはフォーリー録音のものもありますし、効果音の土台と言ってもいいのかも?
人それぞれ捉え方や表現も異なるとは思うので、みなさんが思うフォーリーについても知りたいな。

前置きはさておき、
インストラクターが念押ししてきた3つのアドバイスがこちら。

1. Look like idiot! (人目気にするな!)
直訳すれば馬鹿みたいに見える、ですが、恥じらいなんてもっての外!
いい音撮るにはどんな格好になってでもやる!ってこと。
例えば足音の録音。
全身から力抜きつつ、かつ踵の音はしっかり出してとる必要が。
もし登場人物がヒールを履いてるなら、実際にヒール履いたり、もしくはそれに近しい音の出る靴を履いたりして録音する必要が。
見た目・人目なんて気にしていられない!

2. Big heals! (足音は大きな踵の音から!)
足音は踵→つま先の順で録音!
最初の踵の音が大切らしいです。
じゃないとメリハリのない足音になってしまうよう。
歩くシーンであればまだ踵→つま先でできそうですが、走るシーンも踵→つま先で録音するそう。
とあるフォーリーアーティストの方から後日聞いた話では、
その方がアシスタントしていた頃は、それができるようになるまで一人特訓していたんだとか。
・・・私も特訓せねば。


3. Full Coverage! (全てカバーせよ!)
ほんとそのままです。全てカバーせよ!
手で机触る音や、衣擦れの音、足音、手で顔に触る音、カバン置く音、などなど。
最終的に音のバランス上使われないこともありますが、ないよりあった方が二度手間省けるし、より自然な感じに仕上がる。
スクリーン上に見えているものだけでなく、見えないけどもスクリーン外で出ているであろう音も!
のちにサウンドエディター(効果音編集)の担当がライブラリーサウンド利用してつける部分もあるが、もしライブラリーサウンドよりもよい音が取れるのであればフォーリーでもカバーする!
言い換えればライブラリーサウンドにあるものを録音する時間は節約して、ないものを録音!という発想も。
“Foley should be good enough to beat sound effects!”

以前別記事にも書きましたが、外国語版販売用に台詞以外の音楽・効果音が共有されるため、フォーリーで全てカバーしておく必要が。
でないと販売後にフォーリー録音二度手間になっちゃいますしね。
と言っても時短も必要なので、あらかじめここは不要ってわかってる部分があるのであればクライアントから聞いておきたいところですね!

1. Look like idiot! (人目気にするな!)
2. Big heals! (足音は大きな踵の音から!)
3. Full Coverage! (全てカバーせよ!)


※実写のフォーリーの方メインで話が進められているので、アニメやゲームとなるとまた異なるやり方があるかと思います!

私がサウンドに興味持ち始めたきっかけがフォーリーなので、
もっとうまくできるようになりたい!実践したい!!
今は家でスタジオもない状態ですが、できることからやってみようと思うこの頃です。

今後もフォーリーに関して他に聞いたこと・やってみたこと共有できればと考えています。
私ももっとフォーリーのこと知りたいので、ご意見・アドバイスいただけると嬉しいです!

また、サウンド関連のお仕事などご依頼・ご要望ありましたらぜひお問い合わせください!!

どうぞよろしくお願いします!


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