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思ったことは口にしろ 〜紙の本を作って届けたい日記 (1)
しょっぱなは「新年の豊富」でした。
「今年は紙の本を作って届けたい」
仲間うちのSNSでつぶやいたら、思いのほか友人たちがおもしろがってくれました。
「ぜったい買うよ!」「わたしはサイン本がいい!」「わたしは売り子をやる!」
って。
え? 最低限の需要はあるの?
1年ちょっと前にKindle本を作ったところで、わたしは「目標達成」のつもりでした。
でも「買えない、読めない、ダウンロードがわからない」という知り合いからのクレームが多くて、それと同時に「ぜったい紙で出版して!」というお言葉もいただき、紙の出版は「やり残した宿題」だったのです。
逆にダウンロードしてくれた方からの「感想」もモチベーションになりました。
仕事で資格試験に費やした日々も終わった。
今年は自分のための何かをしたい。そういう思いからのつぶやきが。
「口に出したからにはぜったいやってね!」的なリプライを受け。
ああ、口に出すってことはそういうことだ。言霊が生まれる。言葉が生きて動き出す。まわりも巻き込んでゆく。あれよあれよと実現に向けて動かざる得なくなってくる。そういうことなのだと、改めて思った次第です。
学んだことはただひとつ。
「思ったことは口に出せ」です。
そこから1ヶ月あまり。いろんなことを考え、実行して。
これからも、まだまだ考え続ける道のとちゅう。
何もできなくて投げ出したくなることばかりなのに、それでも頭の中がいっぱいになっていく楽しさ。
そういうものを最近は感じています。
ここでは「本を作るための悪戦苦闘」の備忘録を記していこうと思っています。
つづく
追記: 朝日の書評で見つけたこの本もまた、わたしのモチベーションを駆り立てていきました。