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【鬼滅の刃】鱗滝さんは京都鞍馬山の大天狗だった!!
炭治郎が鱗滝さんのことを「足音が全くしない!」と作中で2回も言っています!!
まるで天狗のように宙に浮いているということかもしれません。
京都の鞍馬山の大天狗と牛若丸の天狗伝説
ワニ先生が、なぜ鱗滝左近次さんに天狗のお面をつけていのか。
読み手にインパクトを与える以外にも意図がありそうです。
山で修行といえば、山伏です。
山伏といえば、天狗です!
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3年前ぐらいに、京都の有名なパワースポット鞍馬の山に行ったことがあります。
鞍馬山は、牛若丸の修行の地であり、天狗伝説が有名です。
牛若丸は鞍馬山にいる大天狗から修行をしてもらっていました。
YouTubeの『うしわかまる』が可愛い絵で分かりやすいです↓(2’42からどうぞ)
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鞍馬山の木の根幹すごいですね。
牛若丸と同様に炭治郎も険しい狭霧山で山の上下りで訓練をしていました。
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牛若丸も息を止める修行をしていたんですね。
↓こちらが鞍馬山の大地の霊王、護法魔王尊。
天狗の神の大天狗と言われています。
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大天狗の指示により、カラス天狗も牛若丸の剣術の相手をしていたとされています↓
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牛若丸の稽古をしたのはカラス天狗とも言われているので、まるで錆兎と真菰みたいです。
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以前、炭治郎は火の神様だから錆兎と真菰の地縛霊が見えたのでは?という無理な考察をしました。
鱗滝さんが大天狗なら、2人はカラス天狗だったのかもしれません(無理がありますか?笑)
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公式ファンブック①によると、「鱗滝さんは、キツネが好きなので、お面はキツネのみです」と書かれています。
カラス天狗は天狐の上に乗ってやってくるという言い伝えがあり、東京の高尾山には絵巻があります。
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羽根があるカラス天狗ですが、狐に乗って天から下りてきます。
鞍馬寺は、
愛(月の精霊-千手観世音菩薩)
光(太陽の精霊-毘沙門天王)
力(大地の霊王-護法魔王尊=天狗)の三身を一体の「尊天」として本尊とする「尊天信仰」です。
「月のように美しく、太陽のように暖かく、 大地のように力強く」とお祈りするそうです。
まるで、月は禰󠄀豆子、太陽は炭治郎、力は鱗滝さんみたいです。
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天狗は見た目は怖いですが、天狗の「狗」とは、犬という意味があります。
なので天狗は神の犬とも言われています。
鱗滝さんの素顔は優しい顔だった
鱗滝さんが天狗のお面をしている理由は、
公式ファンブック①によると、
「顔立ちが優しすぎて鬼に舐められていたため馬鹿にされることが多く、モヤモヤしていたため最終的にお面をつけています」
と書かれています。
鱗滝さんの素顔は作中で晒されておりません。
鬼滅の刃の構想前の元となる『鬼滅の流』では、主人公の流は育手の判田さんという人の下で修行していました。
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仮に、判田さんみたいなお顔だとすると…
う〜ん…顔立ちは悩むほどではないなぁ〜
炭治郎や善逸の方が優しい顔をしていますし…
ただ、鱗滝さんが柱だった同世代である鳴柱の桑島慈悟郎さんは、キリッとした男らしい顔立ちなので、比べると優しい顔が嫌だったのかもしれません。
もしかすると…鱗滝さんは、下がり眉もしくは困り眉だったかもしれないと思ってきました!(オイッ)
下がり眉の芸能人だと、嵐の二宮君や俳優の高橋一生さん、堺雅人さんが浮かびます。
怖い天狗のお面の下は、上記の芸能人みたいなイケメンで甘いお顔だと想像すると…
ギャップ萌えしそうです。
鱗滝さんは育手としての給料は少なかった
鱗滝さんは育手なので、お館様からお金をもらっていますが、使わずに自給自足しています。
炭治郎を預かってからは、炭治郎に栄養あるものを食べさせたり、罠を仕掛ける助っ人の猟師さんたち十人ほどへの手間賃として使いました。
鱗滝さんは、元柱で育手とは考えられないぐらい質素な暮らしをされています。
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元鳴柱で善逸と獪岳の育手の桑島さんはもっと裕福な暮らしをしてそうです。
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桑島さんは、善逸の借金(公式ファンブック①によると現在のお金で60万円)を返済したぐらいなので、お金に余裕があったように思います。
その逆で、鱗滝さんは、
最終選別の手鬼のせいもあって、何年も突破する剣士を育てることができなかった。
その間のお給料は0円だった、
もしくは最低金額だったのかなと思っています。
鱗滝さんが独身なのは、そのせいではないでしょうか。
自給自足はいくら顔が甘いイケメンでも結婚はきついです。
しかし、
更新ファンブック①によると、
「結婚はしてませんが、いい感じの女性はいるらしいです。」
と書いてあったので、ホッとしました。
最終巻の23巻では、桑島さんも鱗滝さんも、輪廻転生していました。
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そのままの雰囲気と顔なので、2人とも子孫は残さなかったということが分かります。
鱗滝さんは、いい感じの女性とは子供を作らなかったんですね。
桑島さん…非常に残念ながら、クソ獪岳のせいで自害しましたが、輪廻転生することができて本当に嬉しかったです。
桑島さんの言葉の
「ひとつできれば万々歳だ」
「泣いてもいい、逃げてもいい、ただ諦めるな」
私も桑島さんの教えには、雷に打たれたように心に突き刺さりました。
桑島さんと鱗滝さんの指導方法の違い
桑島さんは、街に出向いて、善逸のように剣士の才能がありそうな子を見抜いてスカウトしていました。
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桑島さんの指導方法はみっちり徹底的に指導しています。
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公式ファンブック①によると、
「善逸は1年間修行した。選別に行くまでの平均は1年ほど」だと書かれています。
その反対に、
鱗滝さんは、家族を鬼に殺されて、行き場のない子どもたちを育てていました。
なので、才能や能力など関係なく育てていたと思います。
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真菰が「私たち鱗滝さんが大好きなんだ」と口癖になっています。
鱗滝さんは、子どもたちにとって厳しい父でもあり、心の優しい母でもありました。
母の時は、お面は外して優しいお顔で微笑んでいそうですね。
炭治郎の修行期間は、
1年間、鱗滝さんが指導。
半年間、日記を見ながら自主練。
半年間、錆兎が実践稽古、真菰が呼吸指導、自主練。
炭治郎の修行は合計、約2年間です。
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1年間鱗滝さんに教えてもらった事を、自分のものとして身に付かなかった炭治郎に対し、
「もう教えることはない」
と冷たく見離した口調で言いました。
私はきっと、
炭治郎のことを決して逃げださず努力できる子だと、その日が来るまでひたすら待っていたんだと思います。
それは鱗滝さんの愛情だと私は信じています!
平均より1年長く、じっくりと2年間修行した結果…
炭治郎にしかできない『隙の糸』が匂いで分かるようになり、炭治郎だけの武器を体得することができました!
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『隙の糸』と、誰よりも大きい岩を両断できた修行の2年間は、
努力はもちろんですが、強い意志と心の強さ、さらに決して諦めなかったということが、
最終選別に進めむことができた大きな要因だったのだと思います。
狭霧山のしめ縄の岩
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最終選別に行く条件は、この大きい岩を両断をしなくてはいけませんでした。
岩にしめ縄する意味とは、
注連縄で区切られた場所や注連縄が巻かれたものは神聖なものですから、立ち入ったり触れたりしてはいけません。
神社の境内などにある大岩や巨木に注連縄が張られているのも、それらが神聖なものだと信じられているからなのです。
神聖な場所や物を注連縄で結けっ界かいするのは、それらを穢けがさないためですが、同時に人に対する警告でもあります
普通の岩ならまだしも、神聖な岩を修行用に使うとなると、一般人ならこてんぱんに怒られそうですが…
天狗の鱗滝さんなら許されたのでしょうか。
また、鱗滝さんは「炭治郎の背中を押してやりたい、だが…また子どもを失うかもしれない」という複雑な気持ちで、この岩に賭けていたのだと思います。
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努力が身を結びました。
見離されたと感じていた炭治郎にとって、師匠から1番言われたい言葉だったと思います…。
さてさて、
私が住んでいる奈良県には、
『一刀岩という名所があります。
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『一刀岩』のそばで天狗が見守っています。
天狗の鼻が折れちゃていますが…。
行き方が大変そうなので、まだ行けていません。
狭霧山は大分湯布院の狭霧台が聖地?
炭治郎が2年間修行した狭霧山は、実際には存在しない山です。
しかし、大分県湯布院には狭霧台という幻想的な霧が見える有名なビュースポットがあります。
↓雲が上と下にもあるように見えますよね!
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『狭霧山』の霧が深くて、離れて見るとその霧がまるで雲みたいに広がっています。
幻想的に見えます。
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鱗滝さんの羽織…雲柄ではなく、霧のようにも見えてきました。
炭治郎が住んでいた雲取山は標高2017mです。
狭霧山は、炭治郎の住んでいたとこより空気か薄いので、もっと標高の高い山だと考えられます。
牛若丸が修行した鞍馬山は標高584 mなので、いかに炭治郎がケタ違いに凄かったのかがよく分かります。
炭売りだった頃の足腰の強さが生かされたのもありますが、凄すぎます。
ただ、高い山で肺を鍛えたからといって「全集中の呼吸」がすぐに使えるようになる事とは、また別なんですね。
長い文章にも関わらず、最後まで読んでいただき、ありがとうございました(^^)
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鞍馬寺の六芒星が、善逸と禰󠄀豆子に関係していました。
錆兎と義勇さんとのことも考察しています↓
是非ご覧ください。