工学部の教育で叩き込まれたこと:誤差、理論と結果
工学部の教育で叩き込まれたことが2つある。
第一は、誤差と言う概念だ。
計算尺で計算していれば、桁を揃えなければならないことは、自然に覚える。計算尺では3桁程度しか扱えないので、5桁も6桁もあるデータがあっても意味がない。
大蔵省に入った時、法学部出身の人たちがこの概念をもっていないことに驚いた。法律では、現実には起こりえないことであっても(つまり確率が非常に低いことでも)、多大の関心をもって議論する. それもやむを得ない。
予算書がどこか1つの数字が間違っていれば国会