古民家ゲストハウス開業1年目の結果報告2 1年間の予約件数・予約方法比率・マーケティングの重要性
さて、今回は、昨年1年間の予約件数と月別の予約件数の変動、その予約方法の割合、そこからみたマーケティングの重要性について書いていきます。
ちいさな古民家ゲストハウスのなかなか厳しい宿経営の現実の数字が見えてきます。
開業1年目の予約件数
昨年2月22日にオープンしてから約10カ月の予約件数は
ぴったり100件です。
この数値をみてどう感じるでしょう?
宿を経営している方など、これに人数と単価を掛けるとだいたいの売り上げが計算できると思います。
ええ、実に厳しい数字です。
今振り返ると反省点すべきところは多く、当時は、考えては試してみるということの繰り返しでした。
月別予約件数と予約方法の推移
オープン(2月22日)から12月までの月別予約件数と予約方法の推移は以下のような状況でした。
2月は1件、3月は2件
本当にオープンしているのか・・・?
やる気あるのか!!
と疑いたくなるような状態ですね…。
いや、ほんと。
オープンして1~2カ月は、ほかの片付けをしたり、正直、ほとんど営業しているようでしていないような状況でした…。
ということで、
それぞれの時期でどういう状況であったのか、ターニングポイントなどを追加してみました。
これ見てをどう感じるでしょうか?
それぞれの時期での状況について詳しく解説します。
2月~3月:オープンして間もなく、閑散期ということもあり、のんびり構えつつ、予約が入ってくれたらいいなーというような待ちの状態。
4月:春以降、しっかりとお客さんに入ってほしいと思いAirB&Bに登録。
→登録3日でGWの予約がほぼ埋まり、淡路島のポテンシャルを感じる。
5月~6月:GW明けの反動で、人は旅行しないんじゃないかって、勝手に思い込む。梅雨だし、だからきっとお客さんが少ないんだろうって。
7月:梅雨明けで、そろそろ夏なのに、予約が少ない??なぜだ・・・?
淡路島という立地であれば、もっと予約が入るような気がしているのに…。
と危機を感じはじめる。(気づくまでが遅かった…)
7月半ば:Webサイトについて、昔自分で作っていたサイトにそのままWPの中身をそっくりそのまま移植してもらっていたということもあり、実は、googleのインデックス登録がされていないという事態に気づく。
Webマーケティングについて勉強し、インデックス登録、googleマイビジネス登録など、ようやくSEO対策を始める。
8月:それでもやや予約に空きがあるので、OTAについて勉強し、「Booking.com」に登録。すぐに効果が表れる。
9月~:Booking.comから安定的に予約が入り、Booking.comの利用者数の多さにびっくりする。なぜ、これまで導入しなかったのだろうと、後悔する。
10月~:Webサイトからの予約も増えてくる。そして安定のBooking.com
あとは、なぜか10月~11月は海外からのお客さんが多かった。
と、この結果から言えることは、残念ながら、開業して数カ月はWebマーケティングに関することをほとんどしていなかったということがよくわかります。
淡路島という観光地であり、主に関西圏から人がたくさんくるという圧倒的な立地に恵まれているにも関わらず、その大多数にお客さんに見つけてもらうことができていない。という状況が長く続いていました。
今考えると、ものすごく反省すべき点です。
もっと早く対策をしていれば、予約件数も増えていたと思います。
予約方法の割合(自社サイト・OTAの比率)
草地家における予約方法としては、自社WebサイトとBooking.com、AirB&Bの計3種類です。ちなみに、booking.comや楽天、じゃらんなどは宿業界の中ではOTA(オンライン旅行会社)という位置づけです。
そして、なぜ、私たちは、Booking.comとAirB&Bを利用しているのかということについては、またWebマーケティングのことを書くときに詳しく書きますね。
そのなかで、予約比率としては以下のような割合です。
開業当初から8月ごろまでAirB&Bに頼っていたということもあり、AirB&Bの割合が一番高いです。ただ、現在はBooking.comと自社Webサイトで予約がほとんどです。
やはり、OTAを経由して予約する方が大多数で、自社Webサイトだけで受け付けるというのであれば、しっかりとしたSEO対策などが必要になってくると思います。
そして、自社Webが増えてきた理由としては、オープンから約1年が経過して、「淡路島 宿」などで検索した場合において、ヒットするようになってきたのだと思います。
マーケティングの重要性
今の時代、宿泊施設の予約は、基本的にはWebでやりますよね。
そのなかで、うちみたいなできたばっかりの小さな宿では、いかに知ってもらうかということが大切なことだと思っております。とても素敵なWEBサイトを作ってもらったのに、それと出会う機会を作らないと、知ってもらえないのです。
一年目の私たちは、そのWebマーケティングをないがしろにしてしまった結果だと思います。
宿屋として、より多くの人に知ってもらう方法としては、大きく分けて以下の3つだと考えます。
①自社WebサイトのSEO対策
②OTA(オンライン旅行会社)に登録する
③SNS(FacebookやInstagram)の活用
今の時代はFacebookやInstgramなどSNSを活用して、#タグなどで探す人も増えています。
ただ、それ以上にまだまだ多くの人はインターネットで探すと思います。
たとえば、「淡路島 旅行 宿」などで、直接検索して予約する。もしくは、じゃらんや楽天、Booking.comなどのいわゆるOTA(オンライン旅行会社)経由で予約するという方法です。
これらを有効に活用していきたいものです。
今回はここまでです。
次回は、稼働率などについて書いていけたらと考え中です。
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