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2021松本山雅マッチレビュー

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2021シーズンの松本山雅を追いかけたマッチレビュー
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#Jリーグ

【成長】J2第24節 松本山雅×ブラウブリッツ秋田 マッチレビュー

スタメン オリンピックでの中断期間を経ての再開初戦。松本はメンバーを若干いじってきた。ボランチに平川怜を起用し、前貴之を左サイドへ。トップ下には小手川宏基が今季2試合目の先発。これまで不動の存在だった外山凌と河合秀人をベンチに置くという大胆な采配を見せる。また、負傷離脱していた橋内優也とルカオが復帰し、夏の移籍で加入した伊藤翔が早速メンバー入りした。 対する秋田は中断前とほぼ同じメンバー。右サイドバックの鈴木がFC東京へ移籍してしまったが、飯尾がいるのでそれほど問題はない

【積み上げてきた差分】J2第20節 松本山雅×FC琉球 マッチレビュー

スタメン 名波浩監督就任後の初戦ということで注目が集まった一戦。記事に出ていた通り、ボランチに高卒2年目の山田真夏斗が抜擢され、前貴之は3バックの1角で起用された。また、ベンチに宮部大己が入ったこともサプライズ。ベースのシステムこそ3-4-3-1からいじらなかったが、改めてレギュラー争いは横一線ということを印象づける11人となった。 一方の琉球はおなじみのメンバー。2列目と2トップにタレントを多く揃えているので見落とされがちだが、このチームの核になっているのは間違いなく上

【札束で殴るが正義】J2第7節 松本山雅×ジュビロ磐田 マッチレビュー

スタメン 松本は直近2試合と同じく3-4-2-1の布陣を選択。変えた部分としては、前貴之がボランチに復帰し、大野佑哉に代わって橋内優也が右HVに入ったことだ。J2ではチート級の選手と言っても過言ではない大森に対して橋内をぶつけて抑え込むことが狙いだろう。 対する磐田は司令塔の遠藤保仁を怪我で欠き、開幕からフル出場を続けていた山本義道も負傷により欠場となった。山本に代わって中川が今季初出場初スタメンを飾っている。また、3-4-1-2で大森をトップ下に置くシステムが今季の基本

J2第6節 松本山雅×ブラウブリッツ秋田 マッチレビュー

※今回はいつもよりサクッとしたレビューになります。 スタメン 5試合を終えてまだ勝利がない松本は、前節と同じ3-4-2-1の布陣。開幕から出ずっぱりだった表原玄太がベンチスタートとなり、下川陽太が3試合ぶりの先発となった。そして注目は今季初先発初出場となったボランチの米原秀亮。高さがあり展開力を備える米原が佐藤と並ぶ3列目は、平川怜を配置したときとはまた違ったワクワク感がある。 秋田は、古巣対戦となる谷奥・飯尾・中村が先発。久冨もベンチに控えており、どこか懐かしいメンバ

【ジンクスでは勝てない】J2第5節 松本山雅×水戸ホーリーホック マッチレビュー

スタメン 4試合を終えて3分1敗と勝ちがない松本。何より深刻なのは、ここまで1得点しか奪えていない攻撃の部分だろう。過去一度も負けたことがないアウェイ水戸の地で今季初勝利を狙う。 一方の水戸はここまで2勝2敗と五分の成績だが、4戦で8得点と昨年好調だった攻撃陣は今年も健在。特にCFに入る中山は2試合連続ゴール中と波に乗っている。 松本はスタメンを2選手入れ替え、システムも3-5-2から3-4-2-1に変更してこの一戦に臨む。おそらく水戸の攻撃の起点となる中盤3枚に対してダ

【塩漬け?なにそれ美味しいの?】J2第4節 松本山雅×ジェフユナイテッド千葉 マッチレビュー

スタメン 開幕から3試合連続引き分けと勝ちがない松本は、前節から大幅にメンバーチェンジ。篠原弘次郎・平川怜・戸島章が今季初スタメンを飾り、フル出場が続いていた大野佑哉や表原玄太がベンチに入った。 一方の千葉も開幕から未だ白星がなく、今節は最終ラインと前線にテコ入れ。最終ラインの新井・小田・伊東はいずれも今季初スタメンで、強固な守備ブロックが持ち味の千葉においては連携面に一抹の不安を抱えるメンバー校正となった。 尹晶煥の松本対策序盤から勢いを持って試合に入ってきた千葉は、

【見た目と中身が違うんです】J2第3節 松本山雅×モンテディオ山形 マッチレビュー

スタメン 松本は前節負傷交代した橋内優也に代えて野々村鷹人を先発起用。その他は同じメンバーを並べた。配置でいじってきたのは右サイドで、前貴之と表原玄太のポジションが逆に。おそらく柴田監督が相手の攻撃のどこを抑えたいのかという守備面での意図が現れていると思う。京都戦は左サイドバックの荻原の積極的な攻撃参加と精度の高いクロスを警戒して本来サイドバックの選手である前貴之を右ウィングバックに起用。この日、山形の攻撃の起点となるのはダブルボランチで、そのため前貴之をインサイドハーフに