─詩─　「聞きたい事があるんだ」

 
初めてのキスは　やたら切なくて　
僕の頬を赤く染められちゃうかな

それだけで二人幸せで　それだけで二人恥ずかしくて
 
何もかもが面倒くさくて嫌になっちゃって　
目の前が真っ暗になったとしても

君がそこに居てくれるだけで　僕は明日を迎えれる
 
虚勢張って強がって生きて来たけど
君の前じゃ何も役に立たないエピソード

そろそろ僕も大人になるのかな？　
君をちゃんと愛そう
 
傷つけて来た過去も　
不安定な自分も　
君は全部　
受け止めてくれる
 
「そんな昔話は聞きたくない」　
涙目で話す彼女を見た

僕は君に何をしてあげれるかな？
僕は君に何をしてあげれるかな？
 
二人で行った初めての遠出ドライブ　
何も分からなくて写真も取れなかったけど

君との距離は縮まったのかな？
寝息を立ててる君に聞いた
 
誕生日には僕の部屋で一晩中騒ごう　
安いケーキと子供用のシャンパン買って

こんなことが幸せなのかな？
あどけない君に問いかける
 
傷だらけの過去も　
不安定な未来も　
君は全て　支えてくれる
 
恋人繋ぎの　この手の平よ　
僕には守るべきものがある

これだけで二人満たされて　これだけで二人
 
何も分からない僕だから

君に聞きたいこと山ほどある
 
僕は君のこと愛していいかな

僕は君のそばで笑っててもいいかな