詩 ある日
2024.6.X
フォロワーを増やすより
いいねを何百もらうより
ある人の前で涙し
数秒背中に手を当ててもらう方が
自分のからだを感じることができる
わたしのことばを
馬鹿にしたいひとは馬鹿にすればいいよ
でもそれは
こころの中で言ってね
直接言われなくとも
どこかでこっそり書いていたとしても
それはぐるっとめぐって必ず伝わってくる
ああ
わたしがあなたのことばで傷ついているように
わたしのことばで傷ついているひともいるのだろう
そしたらわたしは
一体なにを発し
あなたをどう大切にしたらよいのだろうか
窓辺にある紫陽花をながめる
猫が目を細めて
遠くをみている