エネルギーや属性の設定について
私の描く物語の中の能力設定の基本部分や属性などの設定について解説します。
属性の重要度は世界観によって異なりますが、共通で存在します。
生体エネルギーについて
世界観によってエネルギーやオーラや魔力など、呼称は異なりますが自身の生体エネルギーを使って何らかの能力を発現します。
世界観によってエネルギーの特徴や根源が異なりますが、基本的な部分を解説します。
術者のエネルギーは体力に近い存在で、有限ですが回復することはできます。個々によって性質が異なり容量も異なります。
術者の身体能力の向上や能力の発現に欠かせません。またある程度の治癒能力を身に着けることができ、毒などの術者に対して致命的となる存在を中和して徐々に無力化することができます。(いろいろな作品において「毒強すぎじゃない?」といつも感じていたので、自分の世界観では生体エネルギーはそういうものとしています。)
固有能力の有無に関わらず、生体エネルギーを扱えるようになるのが戦闘での基本となっている世界観が多いです。
自然エネルギーや無限機関や魂の力など、世界観によっては術者以外からエネルギーを使えるという設定も存在します。
属性と特性について
全ての世界観や職に共通する属性と特性について解説します。属性とは火や水などの自然現象などがあります。また属性には特性と呼ばれる別の概念が存在します。
属性と特性は表裏一体の存在で、属性が色濃く出ている世界と特性が色濃く出ている世界があります。この力は魂の力を引き出した「真の力」と呼ばれることもありますが、そもそも異なる概念から生まれた力です。
属性は物質に依存した力で、特性は魂に依存した力になります。
この「属性」と「特性」の成り立ちについては、世界創生の物語が深くかかるのですが、後日別途noteに記載する予定です。
火の属性
エネルギーを炎や熱に変えて扱う属性。色のイメージは赤。
火の特性は「活性」でこの力を宿した存在の潜在能力を強化します。
地の属性
大地の力を扱う属性で鉱物や重力などを操ります。色のイメージはオレンジ。
地の特性は「圧迫」で押しつぶす力でエネルギーに質量を与えます。
雷の属性
エネルギーを電気や磁力に変えて扱う属性。色のイメージは黄。
雷の特性は「通過」で相手の守りを透過します。
木の属性
植物を扱う属性で原初の生命の力を扱う属性。色のイメージは緑。
木の特性は「存亡」でエネルギーを生命に変化させます。
水の属性
エネルギーを水に変えて扱う属性。色のイメージは水色(青)。
水の特性は「浄化」で他者の力を弱体化し徐々に無力化します。
氷の属性
エネルギーを氷や冷気を扱う属性。色のイメージは青(藍色)。
氷の特性は「鎮静」で他者の力を停止させる。(「浄化」と微妙に異なるが近いものです。)
風の属性
エネルギーで風をおこして操る属性。色のイメージは紫。
風の特性は「分解」で他者の存在を破壊し劣化させる。
無の属性
世界観によっては属性に数えられず、差別的に扱われることもある。純粋なエネルギーは扱うことができ、能力的に劣るとは限らない。
自然エネルギーを宿していない力だが、全ての属性を宿す“万能”に目覚める可能性もある。また、時間や空間といった能力を宿す可能性もある。
色のイメージは無色。
無の特性は「順応」で無であるため、他の力に対応し溶け込む力を持つ。
光の属性
光の属性のエネルギーを扱うことができる。神の力とされる。聖なる力や生命の力など細かい分類がある場合もあり、そのほとんどが闇の属性と対になっている。
色のイメージは白。
光の特性は「絶対(固定)」で他の特性の影響を受けない。
闇の属性
闇の属性のエネルギーを扱うことができる。魔神の力とされる。邪悪なる力や死の力など細かい分類がある場合もあり、そのほとんどが光の属性と対になっている。
色のイメージは黒。
闇の特性は「浸食(増殖)」で他のエネルギーを取り込む。
その他の特別な属性について
混沌の属性
すべてが混ざった力であり、得体のしれない力。混ざり合った個々の力をそれぞれ抽出して使うことは困難だが、「得体のしれない」として操ることはできる。エネルギーでもあり物質や生物でもある。エネルギーとして質は高く強固ではある。
色のイメージは多くの色が混ざり合って暗い色。
混沌の特性も変わらず「混沌」で、何もかもが溶け込んでいる。
「重厚」の特性
それぞれの固有の特性を強く引きだした状態のことを指す。
色のイメージはそれぞれの特性の色が輝いたりメタル調の色になる。
自身の魂に強く共鳴した時のみ発現する。
「臨」の特性
純粋なエネルギーとしてとても高い状態の特性で、全ての特性を混ぜて発現される。空間を切り裂くほどの影響を及ぼすなど、理を破壊するほどの力を得ることができる。
特殊性はないが純粋なエネルギーとしての能力の高さは特殊性に近い効果を持つ。
拒絶の力
世界のあらゆる存在を否定する力。終わりの力。性質とも属性とも似て非なるものでそもそも存在しない存在。あらゆるものを消し去る力。
終わりを迎えた世界を『神の記憶』に取り込むために発現する力で、この異質な力を宿した術者も稀に存在する。
【影響を受けた作品など】
物語を考えたり世界観を考え始めたきっかけの作品は“ドラゴンボール”なので、エネルギーの概念は影響をもろに受けている。
属性については「虹」のカラーイメージに当てはめた考え方は独自のものと思っているが、特性については“家庭教師ヒットマンREBORN!”の世界観のパクりなので、属性設定も影響を受けている部分があるかもしれない。
その他にも自分が好きなエッセンスを色濃く反映している部分なので、中二病的な影響を受けたものを全部ごちゃ混ぜにしたような部分だと思う。