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転生もできなければ、ダンジョンにも入れない女(創作大賞振り返り)

 初めて書いたお仕事ミステリー小説を振り返ります。雪乃日 朝日(ユキノヒ アサヒ)です⛄️
 創作大賞で初めての小説を書いてみたわけなのですが、その後、Web小説なるものにもエントリーしてみようと試みました。これを機に、色々チャレンジしてみようと思って。。。。
 結果ですね、この3週間くらいウンウンと頭を捻っていたのですが、面白いくらいに一個も思い浮かばない(笑)片っ端から思いついたことを羅列しても、奇をてらうこともできなければ、書きたいという気持ちにもなれない。あまりにもインプットがないんだなと痛感しました。
 転生?ダンジョン?悪役令嬢?知らない設定がいつの間にか世の中のスタンダードになっていて、ついていけてない。。。。でも、今世間は、人生が瞬間的に一変して成功するっていう夢を見たいんだってことは分かった気がします。

 分かったところで、書けなかったけど。。。。なので、そういうニーズ的な要点は掴みつつも、一般小説をコツコツと書き溜めていきたいと思います。

 で、サクッと次に向かうために、こちらの作品の振り返りをしておきます。

※ここからは小説の内容に触れます。


・ストーリー


 メインストーリーは、ハラスメント対策を専門に行う特務課が、急に会社へ来なくなった社員の謎を追う物語。
 サブストーリーは、正義感で突っ走る主人公と、論理で粛々と進める同僚のバディ成長物語。
 メインとサブのストーリーを用意するなんてことすら知らなかったから、まずはなんとか書ききれてよかったです。ただ、やっぱり、二人をもっとどん底に落とす必要があったなと思います。起伏が全然足りてない。もう無理、立ち上がれない、逃げ出したいってくらいに状況を追い詰めて、そこからどう這い上がるかが見たいんだよなー。わかります。。。。

・リアリティライン


 全体的にリアリティラインをどのレベルで保つのか?っていうのは意識していました。でも、リアリティを意識するあまり、物語としての派手さに欠けました。小説だから現実じゃないんだけど、こんなことあり得るかも?と、ギリギリ思わせたいという自分の葛藤があったのが完全に出ちゃってる。ミステリーを書いている人がすごいのは、犯行における動機を作れることだと思いました。どれだけのことがあったら人を殺せるのか、隠蔽できるのか、みたいなこと、普段の生活にないから想像が難しい。だから、安易に被害者を殺しきれなかったり、事件として小さなトピックがあるだけになってしまったのが本当に心残り。街ひとつ爆破させるとか、総理大臣を人質に取るくらいの覚悟(?)を持って次作を書きたいです。


・ミステリーとしての魅力的な謎とそのトリック、犯行の動機


 弱い。。。。弱すぎいいいいいいい。これも、リアリティをどこまで追求したらいいんだっけ?を考えていたら、よっわい謎になりました。百人いたら百人が謎に思うのが良い謎って新川帆立先生も言ってたのにできなかった。。。。もっと考えればできたのに、わかってるのにいいいいいいい。

・全体的な文体


 言わずもがな、形容できないレベルの恥ずかしさ。。。。これじゃアカンと思って小学生の文法ドリル一冊やりました。もう一冊やるつもりです。
 あと小説って、セリフ2割、地の文8割くらいが普通なんですね?漢字とひらがなの割合もあるとか。。。。エントリーした後に知って、章によってばらつきがあるのが気になって仕方がないです。久しぶりに片っ端から小説を買って読んでみたら、いかに自分が使っている言葉が子供っぽいかも分かりました。

・登場人物のキャラ立て


 ギリギリいる。こういう人はいるんだっていうギリギリを攻めていったけど、その人がなぜそういう性格なのかっていうのは、もう少し出してもよかったかも。エピソードを無駄に増やす必要はないけれど、もっと深みを出したり伏線に絡ませたりできたはず。
 あと、なんとなく、用務員のおばちゃんを出したかったっていうのがありまして。こういう登場人物の特徴で、重くなりがちなストーリにー軽さを出しつつ、それ自体が伏線になるっていうのはテクニックで作家さんはやっているんだと書いてみてわかりました。

・表記揺れ


 絶対にやっちゃいけないシーンで一個やらかしました。地獄です。エントリーしてるやつだから直さないけど、その表記に書いてる私の自我が出ちゃった感じがしていて、ものすごい反省してます。小説の中で生きてるのは私じゃないのに。。。。

・最後に

 なんか今思えば、タイトルかなりダサいですよね。。。。こんなタイトルで商業化できるわけないんだから、中身はもちろん、それこそウンウン捻り出して真剣に考えるべきでした。
 そんなタイトルでもクリックしてくださった皆さん。お読みいただいた皆さん。どんな書き物でも読んでくださる人がいるというのはこんなに嬉しいことなのだなあと知りました。スキやコメントをいただけて本当に嬉しかったです。

 お読みいただき、ありがとうございました❄️

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