遠くに投げるのが好きらしい
前回までのブータン旅行記はこちら。
ティンプーからゲレプは飛行機で楽に?来たのだが、帰りはシェアタクシーというもので陸路にチャレンジすることにした。
出発の時間まで1時間あるので、ちょっと寄り道しようということで車を走らせたわけだが、途中の公園で気になる男たち発見。
今日は男子限定のイベントなのか?というほど男子しかいない。
よく見るとひとりが何かを投げ、それをみんなで見ている。
チュキがちょうど友達から電話があり、車をとめたので、窓をあけてみていると、投げる人はかなり体をしならせて投げている。ただ見ているだけの人たちは矢のようなものを持っている。一体なにに向かって何を投げているのやら。と、電話をおえ、目線の先に気づいたチュキが教えてくれた。
「あ、あれね、クル(khuru)よ。一種のスポーツかな。ダーツってあるでしょ。それに似ているわね。」
「ということは的があるの?」
「あるよ、あのず~っと先」
20mくらいはあるだろうか。どうりで体をしならせているわけだ。
「チュキはやらないの?」
「女子はまた違ったクルのようなものがあるの。だからクルはやらない。この公園では毎週日曜日の朝、クルをやってるのよね。」
この多様性の時代、男子だけ、女子だけがまだあるのか。
ちなみにアーチェリーのようなものもあるらしい。
ダーツはあまり興味はないのだが、アーチェリーは気になる。今、自分が高校生だったら弓道部に入りたかったくらい興味がある。ダーツよりかなり遠くの的にめがけて投げる「クル」はやってみたい。要は近くの的にスパスパ投げるより、遠くに投げるのが好きらしい。
やってみたいな・・・とじ~っと眺めていると
「女子は入れないからね~」
とわたしの心を見透かしたように笑いながらエンジンをかけた。
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