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若気のいたりは老後の笑いの糧となる
テレビをつければ、コロナの感染者数や自粛制限のお願い
証券口座を見れば真っ赤になった数字の羅列
人の目がない在宅勤務はだらだらしちゃって進まない
楽しみにしていた海外取材も軒並みキャンセル
引きこもってB級グルメばかり食べていたら、体重はうなぎのぼり・・・
と何一つ笑える内容がない今日この頃。
そして政府の自粛要請をきちんと守り、一歩も外出しない私。引きこもりは得意なはずだけれど、さすがに誰かとしゃべりたくなってきたな~と思っていたら学生時代のグループラインがブンブンなり始めた。
なんだなんだとルンルンして読んでみると
「暇だから笑える昔のネタを思い出してみたシリーズやろうよ」
ということで、そこからじゃんじゃかラインが入ってきた。どうせ、いつも酒のつまみになる私のネタだろうなとみていると・・・
予想通り、私の酔っぱらいネタのオンパレード。
またか!と30代のころは苦々しく聞いていたものの最近は若気の至りでみんなに笑いを提供できるなら、酒の失敗もしていてよかったなと大人になった私である。
第6位 電柱に向かって彼氏との復縁を望む
付き合っていると思い込んでいた男がいた。
付き合うというのは、好きって言われたり、体の関係が成立したら自動的にカップルになると思っていた。このときの好きってのは、今思うと誘導尋問で好きって言わせただけだったが・・・
しかも、普通のカップルのように昼間にデートしたり、ずっと電話でおしゃべりしたり、駅の改札で、帰りたくな~いって見つめ合ったりという関係ではなく、気まぐれに家に来たり(←私が都心に近い駅に住んでいたから)
急に夜中に呼び出されたり(←電車がないから自腹でタクシーに乗った)
ディズニーランドに誘っても断られたり(←忙しいという理由)
今思えば、単なるセフレじゃね~か!と自分で突っ込みたくなるような男だったけれど
顔がドストライクだったため、
なんで昼に遊べないの?
なんで電話に出てくれないの?
と問い詰めたい気持ちをグッとこらえて、都合のいい女に成り下がっていた。
そんなあるとき昔、noteに書いた
もう知らない もういいよ事件
にて、この恋に幕が閉じられた。
別れるつもりは毛頭なく、突然終わりが訪れたこの状況に納得がいかず、
友達に電話をかけまくり、新宿で飲んだくれた。
飲んでも飲んでも、あのイケメン顔が忘れられなくて、ワインのボトルを何本あけただろうか・・・
ふらふらになりながらも千鳥足で、駅に向かうもののうまく歩けない。
そのうち、電柱に向かって悪態をつき始めた。
「なんで、もう知らない、もういいよなんだよ~。あたしのことなんだと思っているんだよ!」
と怒ったかと思えば、
「会いたいよ~夜だけの関係でもいいから会いたいよ~」
と電柱に寄り添ってさめざめと泣き続ける。
夜の新宿で大声で、「夜だけの関係」とかいうもんだから、焦った友人が私を引きづりながらタクシーに乗車。
タクシーの中でも
「帰りたくない!会いたい!飲みたい!」
とかわけわからんことをほざいて、うるさかったとか。
というのも、ワインのボトルを眺めていたところから記憶がなく、気づいたら、友達の家のリビングに寝転がっていて、友達はベットですやすや眠りについていた。鏡をみると、マスカラがとれ、髪はぼうぼうでやまんばそのもの。
勝手に冷蔵庫をあけて、水を飲んでいたら、背後からつめた~い視線。
そりゃ、そうだ。相当迷惑をかけたらしい。よくドラマで酒がぬけると、自分のしでかしたことを断片的に思い出すってのがあるけれど、電柱のあたりはまったく思い出せなくて、友達が話を盛っているんじゃないかと疑っている。
電柱を彼氏だと思って話かけるなんて、それこそドラマの世界でしょうよ。
と疑惑の目を向けたら、怒りの目を向けられたから、本当の話らしい。
第5位 風呂蓋にあごを乗せて寝る
今でこそ床暖と床シャワーが設置されたオシャレなお風呂にリフォームした実家だが、私が小さいころはなんと薪でお風呂を沸かしていた。
といっても五右衛門風呂ではなく、見た目は普通の浴槽で風呂釜に熱を送り込むという仕組みのもの。
そんな原始的なお風呂なもんだから、もちろん風呂自体も寒く、秋田の真冬に風呂に入るのは、自殺行為に近かった。極寒の脱衣所で服を脱ぎ、一瞬で体を洗い、湯船に入ったときの温かさといったら!これぞ極楽気分。
私が東京に出た後に、薪風呂の限界を感じたのか普通のガス湯沸かし器を
導入したものの、まだまだ脱衣所は寒い実家。
帰省したある冬。
高校時代の友達と飲んだくれて、1時過ぎに帰宅し、べろんべろんに酔っぱらっているにも関わらず、お風呂に入ってしまった。
というのは、母は恐ろしいほどの潔癖症で、お風呂に入らないと布団にいれてくれないし、もし、風呂に入らずに服のまま寝たところを見られたら最後!雷が落ちることを思うと、うっとおしくて、反射的に風呂に入ったのだろう。
寒い脱衣所で服を脱ぐよりも、酔っぱらって風呂に入るほうが自殺行為。
寒かったのかお風呂の蓋を顔が出るくらいの隙間だけあけて、そこに
ちょこんと顎を乗せて、すやすや寝ている私を潔癖症の母が発見。
しかも、お風呂もだいぶ冷めてぬるま湯。
「ちょっと、あんた何しているのよ!風邪ひくでしょ!!!
さっさと上がりなさい!溺れたらどうするのよ。警察くるでしょ!!!」
みたいなことを二日酔いの頭でギャンギャン叫ばれた。
しかも、そのまま布団に入ろうとしたら
「頭乾かしてから寝なさいよ!コートもちゃんとかけなさいよ!」
矢継ぎ早に文句を言われる始末。
結局、怒られるなら風呂に入らずにそのまま寝ればよかったとぐったりして寝た。
次の日に聞いたところによると、口を半開きにして、髪は濡れたまま井戸から出てきたおばけみたいな風情でで寝ていたらしく、元々、さほどかわいくもないし、器量がいいわけでもないのに「こんなんじゃ嫁にもらってくれる人いないな~」と家族一同あきれてたらしい。
ちなみに、兄弟は似るな~とのことで、その後成人した弟も同じことをして怒られていた。やっぱり、お母さんに怒られるのがめんどくさくて反射的に風呂に入ったんだろうな~と。
まさに、三つ子の魂百まで!
第4位 飲み会ご飯が犬のエサになる
これも第5位に続く家ネタ。
昔、実家で犬を飼っていた。
あの頃は、外で犬を飼うのが主流でうちのわんこも駐車場の一角に掘立小屋を入れ、そこで暮らしていた。
今思うと、真冬でも、犬小屋に毛布をいれていたとはいえ、よく寝ていたな~と犬のたくましさに感心する。じーちゃんが、友達からもらってきた雑種だったわりには、なかなかいい顔だちでかわいいわんころだった。
エサも今みたいなペットフードではなく、いわゆる猫まんま。
ご飯と味噌汁に魚入れたり、鶏の骨入れたり。
今だったら、訴えられるエサを与えていたもの、鶏の骨もがりがり食べ、元気ハツラツオロナミンCのCMに出られるほどの犬だった。
とある真冬のまたしても帰省時。
大雪が降りしきる中、酔っぱらって帰宅。
表玄関は締まっているから、犬のいる裏玄関に千鳥足で向かう。
家の前の雪がたまっているところで、気持ち悪くなって
おえ~っと吐き出し、さらに出迎えてくれた犬のところでも
おえ~っとなって吐き出してすっきりした記憶が。
こりゃ、また母ちゃんに怒られると雪でブツを隠して、そそくさと家の中へ。
翌朝
「コロ(犬の名前)がエサ食べないのよね。具合悪いのかしら?
それとも近所をうろうろしているときに変なもん食べたのかしら?」
と心配する母ちゃん。
私の実家の裏手は畑と田んぼで、冬の間は一面冬景色のため
勝手に散歩にいけとばかりに、放し飼いにされていたコロ。
しかし「変なもの」でピーンとアンテナが立った。
こっそり、ブツをいたしたであろうところを見に行ってみると
明らかに、前足でまさぐったような跡。道路沿いの第一弾のブツのあたりも見てみると、こちらもまさぐった跡がしっかりと。
いつも猫まんまだから、ブツもおいしくいただいたってとこだろうか。
お腹がいっぱいだったのか、お腹を壊したのかは定かではないが
ひとまず、ごめんよ、コロ・・・
第3位 トイレでミイラになる
ニュージーランド在住時の夜のお供は、リーズナブルな蛇口つきの箱ワインだった。貧乏人には本当にありがたい品であった。
その時からワインの美味しさに目覚め、帰国してからはいっちょ前にワインバーを見つけてはハシゴする日々。
そんなある日。
数時間で数本あけて、べろんべろんに。
トイレに行く~とご機嫌で行ったものの、待てど暮らせど帰ってこない私。
あいつ、やばくない?
と友達がトイレに見に行くも、しっかりと鍵をかけて出てこない始末。
どうすっぺと考えた友人は、トイレのドアの上の部分が空いていることに気づき、お店の人に協力をしてもらって、イスを運び、上から眺めると・・・
なんとトイレットペーパーをぐるぐる自分の体に巻き付けてスヤスヤと眠るあたし発見!昔から、箱からティッシュを1枚とると、次もまたきちんと取りやすいように出てくるのが楽しくて、アホみたいにティッシュを取りまくったり、トイレットペーパーがぐるぐる回るのが楽しくて、トイレットペーパーの芯が見えるまで引っ張りまくってよく怒られていたけど、酔っぱらったときに昔の癖が出た模様。
残念ながらトイレットペーパーミイラになった自分の記憶がない。
友達と店の人がちゃんととってくれて、普通の状態で帰宅したらしい。無駄遣いしてほんと申し訳ございませんでした。
今だったら絶対に写メとられてSNSでばらまかれてただろうな~
第2位 パンツはいずこ?
こちらもとあるワインバーでの出来事。
なぜかワインを飲みすぎると、お腹が痛くなるあたし。
またしてもトイレに行く~とご機嫌で席を立つ。
が、ミイラ事件もともにした友人が酔っ払い度合いを確認。
これはまずいというときはついてきてくれるようになったのだが
今回はまだいけるだろうと判断をし、一人でトイレへ。
ちょっとお腹がいたくて、長居をしたもんだから、また友人に迷惑をかけちゃいけないと慌ててトイレから出る。
席に戻ると、もう終電近いから帰るべ~となり、そのままお開きに。
若干、ほろ酔いのまま電車に乗り、ちょっと寒いな~、気持ち悪いな~と思いつつも歩いて家に帰った。
さすがに、疲れてそのままベットにごろんとなり翌朝。
なんだか、下がスースーするな~と思いつつ、トイレへ。
すると、な、なんと、おろすはずのおパンツがナッシング!!!
な、なぜだ?どーしてじゃ?どこじゃ???
と頭が大パニック。
も、もしや犯されたか?!と周りを見渡すも、犯された形跡もナッシング。
となると、最後におパンツを見たのは、ワインバーのトイレ。
ということは、あれか?
お腹痛くてもぞもぞしながら脱ぎ捨ててきたのか?!
さすがに、
「おパンツありませんか?」
と問い合わせもできず、それ以来そこのワインバーに足を運べず。
どこに脱ぎ捨てたかわからんが、お客さん、もしくは掃除スタッフの人が
入ったらびびるだろうな。脱ぎたてオパンツ。
月の物入れにいれてあることを願うばかり・・・
第一位 ずぶぬれの成人式
毎回帰省するたびに笑いのネタにされる成人式の夜。
レンタル着物をきて、式典に臨み、その後同窓会へ。
レンタルなんだから、着替えてから行きなさいよという母ちゃんの忠告も聞かず、久しぶりにあった友達との会話が楽しすぎて、着替える暇なくそのまま宴会場へ。
秋田らしく鏡開きなんかしちゃって、日本酒なんて飲んだこともないくせに
ぐびぐび飲みまくる。そのあと、仲の良い友人たちと2次会会場へ。
さすがにまだ酒慣れもしてなく、こんなに飲むことがなかったあたしももちろんデロンデロン。そして、膀胱タンクがまたしもマックスになろうかというころ、トイレへ。
どんちゃん騒ぎしているみんなは一人の女が帰ってこないという事態も全く気にせず楽しんでいた時に、店員さんから
「あの~、緑の着物をきた女性の方が外にいるんですけれども、帰ってこない人いませんか?」
と。
そーいえば、ゆきんこいね~なとなり、友達が見に行くと
雪の中で大の字になって横たわるあたし発見。
おそらく、トイレに入ろうと思ったものの、誰かが入っていて開かず、隣の扉(勝手口)の扉があいたから入ったものの、大雪で、あれ?トイレじゃないの?でも、いいや~とダイブしたと思われる。
結局、友人が実家に電話をかけ、母ちゃんが頭をペコペコさげて、ずぶぬれになった娘を引き取ってくれた。
目が覚めると暖かい布団の中。
あれ?あたし、どうしちゃった?と目をぱちくりしていると、鬼の形相の母ちゃんが目の前に
「あんた、着替えて下に下りてきなさい!」
とこれはやばい状況。下にすごすごと降りていくと、
「あんた、着替えてから行きなさいっていったでしょ!レンタルなのにあんなにして。クリーニング代どれだけかかると思っているのよ!
女の子が着物の前はだけさせて、雪の中で寝るなんてはしたない!
もういい加減にしなさい!!!!!!」
とどっか~んと雷が落ちた。
二日酔いで頭痛いのに、ぎゃんぎゃん騒ぎたてられてほとんど覚えてないけど、東京に帰るまでずっと機嫌が悪かった。
とまあ、全部20代のころの若気の至りで、30代になってからは
致死量を覚えて、これ以上飲まないと決める大人の対応ができるようになり、さらに最近は逆に飲めなくなり、2杯くらいでほろ酔いになれるようになった。
改めて書き出してみると、あまりのアホ丸出し加減で穴があったら入りたい事件ばかりだけれども、今でもみんなに笑いを提供できていることはよかったのかなと思う。
迷惑をかけた皆々様、改めてごめんなさい。
そして、酒はほどほどに(←お前がいうな!)
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