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喜ばせ組の仲間~パロツェチュその5~
前回までのブータン旅行記はこちら。
トンドルの裾をつかむための列に戻ってからは、ひたすら人物ウキウキウォッチング!
よく見ると屋根の上でホルンをふいている人々がいたり。
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大量のキッズ僧侶が山に登っていたり。
ちなみに、なぜ衣が赤かったり、黄色かったりするかというと、お釈迦さまがお経のなかで
「黄色か青か赤の衣を着るとよい」といってるからだそう。と以前チベットで聞いた。
あんまり青はみたことないんだけども、あるのか?
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おしゃれなバッグを持っているかと思えば、ビニール袋に入った大量のりんごを持っていたり
![](https://assets.st-note.com/img/1738309809-JKoLOECWVu2YG5q08FijDhMx.jpg?width=1200)
とにかく見るものすべてが楽しい。
そうこうするうちに列は動き、トンドルの横まできた。近くでみるトンドルはどれほど素晴らしいのか。ニタニタが止まらない。
すると某国の喜ばせ組のような女子たちの華麗な舞が・・・ちょうど終わった。
なんだよ。なんてタイミングなんだよ。
どんな舞だったのだろう。列に並んでいるおかげでゆっくり見ることもできない。
すると今度は、男子版の喜ばせ組がやってきて盆踊りのようにパパンガパンと手を叩きながら輪をぐるぐると回り始めた。
ちなみに背後に見える壁のようなものは赤い衣をきたキッズ僧侶たち。もはやアートのようになっている。
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これからだというときにちょうどトンドルの真下にきてしまった。
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おお!このグルリンポチェさまの帯のようなものを触るのだなとふむふむと見学していると、警備員らしき人に、前へいけと促された。
おいおい、散々並んだのにまだちゃんと見れてないし、おすそもおさわり程度ですけど。しかし、後からあとから人が来る。譲り合いの精神でいかねばならぬ。上野のパンダ並みにあっという間に通過させられた。
それにしてももっと金銀ビカビカ、きらびやかな糸を使っているかと思いきや、そうでもない。カラフルだけれどもカラフルなだけ・・というかなんというか。チベットでみた曼荼羅なみの衝撃はなかった。期待しすぎだったかも。
とはいえ、このVIP席の方はきっと高僧と思われるので、ありがたやと手を合わせるじゃなく、見つめてみる。
奥に座っている夫婦?かわからないが通過する人みな、おじぎをしているところをみるとこれまた有名人かもしれないと一応写真をとっておいたが、デチェンが一瞥しつつ
「知らないな」
もしかしたら有名かもしれないので、一応キープしておいた。
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列から外れ、後ろを振り向くとトンドルが巻き上げられていくところだった。
![](https://assets.st-note.com/img/1738310980-3KyI69fB7kr8q2jiPbRG10Nv.jpg?width=1200)
ギリギリセーフ。ただ、まだ並んでいる人がいるからどのタイミングですべて巻き上げられるのかそこは定かではない。やさしいブータン人のことだから並ぶ人がいる限り?なわけはないだろうが。
今回の旅のメインイベントのひとつが終わってしまった一抹の悲しみと、行列から解放された喜び。
普段はあまり自分入りの写真を撮らないのだが、ここはいっちょ撮っておいたほうがいいなとベストポジションを探していると、人だかり発見。
その先にいたのはさきほどの喜ばせ組ではないか!!!
推しが目の前に現れたかのごとく、右左と動き回りパシャリ。
それをみたデチェンがいい働きをした。
「このジャパニーズと一緒に撮影してもいいかしら?」
なんと!喜ばせ組に入っていいのか?
かくして、しれっと喜ばせ組に入り、ブータン人カメラマンたちのフラッシュをあびまくり、すっかり芸能人気分になったのである。
![](https://assets.st-note.com/img/1738311314-Dt8IV0JaGjuTvnQFHcgh2kAZ.jpg?width=1200)
一番地味な衣装だったけれども、日本人がしれっと入っているのがおもしろいのか、なんとなくこちらにピントをあわせて撮影しているカメラマンが多くいた気がした。すぐに勘違いする人間なので気のせいかもしれないが。
いずれにせよ、注目されるというのはウキウキするものである。
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