今年20回目の大阪城で気づいた外国人が好きなアングル
オーバーツーリズム、円安のニュースがにぎわすなか、わたしの友人たちもここぞとばかりに日本にやってくる。
観光は京都や奈良がメインで、大阪は買い物だけ楽しめばいいかと思いきやみな口をそろえて
「大阪キャッスルに行きたい」という。
大阪キャッスルと大阪ガス
先日は台湾からきた友人とこんなミスコミュニケーションがあった。
「明日はどこ行きたい?」
「大阪ガス!」
「なんで、大阪ガスに行きたいの?」
「え?だって有名でしょ!」
「有名だけど、何が面白いの?」
「台湾ではみられない建物だし」
「そうかな?ちょっとしゃれた作りだけどありそうだけど」
「しゃれた?歴史があるでしょ?」
ここでお互いがなにか違うと気づき
「大阪ガスに行きたいんでしょ?」
と念押しすると
「大阪カスゥ」
キャッスルをあまりに早口にいうから「カスゥ」と聞こえて、脳内で、「ガス」と変換してしまった。なんてエピソードもある大阪城。
今年に入ってからというか3月から数えてなんと20回目の訪問。1か月に2回以上行っているペースである。最初の数回は天守閣に一緒に登っていたが、最近は天守閣にいくのにも30分くらい待たないといけないし、もういってもなんの感動もないから、広場で待っていることにしている。
外国人が好きな撮影スポット
最初のころは正面の大手門からいっていたのだが、どうもみな極楽橋と大阪城のコラボレーションが好き=撮影したがるので最近は極楽橋からアクセスするようにしている。
ここよりも長い時間かけて撮影するのが、橋の手前、お堀沿いから大阪城を撮影するスポット。同じアングルで撮影したのがこちら
へたくそなだけだろうか。何がいいのかさっぱりわからない。
石垣と緑越しの大阪城がいいのか・・・
特にアジア系、中国人がこのアングルで撮影している。
たまたま横が大阪城御座船といって黄金の和風の船の乗り場だからか?御座船はお堀をゆっくりめぐるだけなので、いつも友人たちにはおススメしていないが、そんな忠告は無視され、みんな乗っているので外国人には人気。
正直、今年のあの灼熱地獄の真夏にのったときは、お堀の生くさい匂いと外国人の体臭で鼻がいかれてしまった。よって今後一切乗らないと決めている。
石垣と第二次世界大戦
極楽橋から行く理由は他にもある。
刻印石広場を通過できるのだ。秀吉に献上するための石を持参した各国大名が自分が持ってきた石とわかるように刻印した貴重な石が放置されている。
個人的には貴重と思っているのだが、この野ざらしっぷりと腰掛けに使ってもOKなゆるさからするとたいして歴史的価値がないのかもしれない。
が、かくがくしかじかと説明すると、外国人たちは大喜びする。
「これは有名な大名の刻印か?」
と聞かれてもよくわからないので
「そうかもしれぬ」
といつも適当に答えている。
その先には、なんと第二次世界大戦ときの石垣に残る機銃掃射痕。
これ、初めて知った時はかなり衝撃だった。
正直、みな素通りしているがわれらゆきんこ隊は雑草をかきわけ必ず見に行く。見にいかせる。
そしていよいよ大阪城内へ。ここが一番お気に入りのスポット。
どうでしょ。この美しい反り!
よくもまあこんなに美しい反りを作って積み上げたもんだと感心する。
垂直につむよりも自然災害に強いことや、忍びかえしといって人を蹴落としたり、まあいろんな役割があったそう。石垣の反り具合は関ヶ原の戦い前後でかわるといった話を聞いたことがあるが、専門家ではないのでここは忍びの話だけいつもしている。
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大阪城のクライマックスはお土産やさん。
中世のお城のような外観のミライザ大阪城の1階は外国人ごのみのお土産がもりだくさん。
人気No1は日本人形
ご覧のようにあまりの人気で売り切れ続出。和傘をさしているのを所望していたがなかったので、このラス1を購入した友人。
着物美人が描かれたお皿。
どっちがいい?と聞かれて、「どちらもいらない」と答えたいところをぐっとこらえ、真正面どど~んより横顔のほうが色っぽいんじゃ?と言ってみた。
あとは大阪城のマグネット、和柄の扇子、手裏剣、日本語がかかれたTシャツなど、かなり食いつきがいいお土産やが揃っている。
大阪城5回目あたりからこのルーティンで案内している。
外国人の友人がくる方はご参考までにどうぞ。来月また一人くるんだよな・・・(←もう大阪城はおなかいっぱい)
今日も読んでくれてドーツェ(広東語)