緊張する場面で緊張しないコツ。MXテレビ「THE HISTORY」撮影を終えて
こんにちは、株式会社Challenge Fund(株式会社チャレンジファンド)代表の根本です。今回はテレビ撮影を経験して率直な感想を書きたいと思います。気づいたこと、僕の緊張感を感じないコツなど、少しでも参考になれば嬉しいです。
TOKYO MXテレビ「THE HISTORY]撮影
MXテレビ「THE HISTORY」という番組の撮影がありました。ナビゲーターは藤井サチさん、毎週月曜日の朝9時からの30分番組です。様々なジャンルで活躍する方々の現在に至るまでのストーリーを紹介する番組です。藤井サチさんについては僕はモデルさんという認識でしたが、事前にHISTORYの番組を見させていただいて、才色兼備!同年代!ということで勝手に親近感を持っていました。
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GUEST:株式会社Challenge Fund根本 雄輝
何事もいろいろな人に支えられている
今回一番強く印象に残ったのは「何事もたくさんの人に支えられている」。まあありきたりなんですけどね、実際の撮影現場に行ったらそこには思っていた以上に関わっている人たちが大勢いました。ディレクター、カメラ、音声、ミキサーさんや編集さん(見えないけどたぶん)、僕を担当してくれる方や、藤井サチさんのマネージャー、事務所の方々、ヘアメイクさん、衣装さんほか。それに裏方で撮影の段取りをしてくれている人、きっと事前資料をつくってくれた人たちもいるはずです。様々な分野、たくさんの人々が番組をつくりあげている現実を肌身に感じました。
当日の待ち合わせから控室の飲み物や空調のお気遣いいただき(そんなところまで!)、ディレクターとの打ち合わせ。撮影スタジオに入ったら立ち会っているのはざっと見ても20人以上いるようでした。僕の撮影は1時間くらいで実際の放映時間はわずか5分。そのために準備や段取りした人たち、当日に立ち会っている人たち、編集して放映されるまでを考えると、様々な分野の人たちでつくられていくんだ!と感動しました。僕と顔を合わせていない人までいれたらそれはそれは多くの人に支えられていることでしょう。
緊張しないコツをやってみた
本番で緊張する人もしない人もいると思います。僕はだいたいの場面で緊張しません。ここ一番のプレゼンでも、大人数の前でのスピーチでも、めったに緊張しないようです。緊張しないコツは「これが日常だと思う」。今回の撮影のようなたくさんの人に囲まれ、全身を見られながら話す状況は「いつもと違う非日常」と意識するから緊張するんです。非日常と意識するから金業する。これをむりやり「この状況はいつもの日常」と意識するんです。(練習が必要ですが)
柔道のオリンピック選手に教えられたこと
実はこのやり方は柔道のオリンピック選手でもありメンタルコーチもやってる人に教えていただいたことです。「緊張しないなんて簡単だよ。非日常だと思うから、緊張してしまう(中略)これが日常だと思えば緊張しない」それって確かに言われたら当たり前かもしれません。でもトレーニングが必要だなと思ったので、この撮影でやってみました。非日常のときに日常を感じる訓練です。ということは日常がポンコツだったらしょうもないので、日常のレベルもあげていかないと成り立たないな、というのも感じました。がんばろ。
撮影前に小さな一言を
いつもと違う状況でも「これは日常なんだ」というイメージを持てれば、自分自身の今出せるものすべてを表現できると思います。打ち合わせで台本を見たときは「わーこんなに決められてるんだ!」と内心浮足立ったのを感じたので、自分でその空気をぶっ壊さなきゃと思いました。僕の日常に近づけるために。スタジオに入ると大勢の人がいた、でも話し声が少なくとても静かでした。僕はあえて声に出して「こんなに人が関わってたんですね!」「この空気はイヤっすね」と口に出したら、数人が笑ってくれました。僕の小さな一言に反応してくれて、それでホッとして落ち着きが戻ってきました。
撮影の途中で突然気づいた
今回の撮影、前半では台本をなぞりながら感情を込めて話すのを意識しすぎたなと思います。ディレクターの合図を見て、目線を決められた位置に向けて、サチさんの言葉を聞いて、頭の中では大忙し。「話の順番合ってるかな」「この流れで話したいエピソードがあるけど次の展開があるから触れない方がいいかな」と考え考え、話を広げたいところも押さえ、本当に伝えたいことが自由に話せない、もどかしい感覚になってしまったんです。
頭では「今の流れでスポーツの話したいたけど、この後の3つ目の段落で話す予定だから今言えない」「Challenge Fundという社名につながるのに言えない、どうしよう~」とすごく考えてました。
これって、見られている⇒正解を求められていると思ったから緊張してしまったんですね。自然に話す前にいったん立ち止まって考えちゃう。この感覚ってわかりやすくいうと、本当は英語を自然に話せる人なのに、英語にする前にいったん日本語で考えてから英語に翻訳する感じでしょうか。自分の言葉で話す前に、正解というフィルターを通してしまう。
なぜ緊張するのかというと「普段」と違うから緊張する。人の目線とかカメラがこっちを向いている。いつもと違う状況だと思うから緊張します。とはいうものの僕だって今緊張してるかも、と思う場面があります。どうやら僕の場合は、あらかじめ台本が決まっていて、話す順番が決まっていると緊張するようです。
ふと、ある瞬間「もういいや、緊張するくらいなら台本を忘れて話したいこと話そう、こんな不自然な自分は自分じゃない」と吹っ切れたんです。気持ちが変わった瞬間から、そこは僕の日常に変わりました。カメラの存在を忘れ、まわりの人たちの存在も忘れました。後半のほうが普段の僕が出たと思います。5分のなかで放映されるかどうかはわかりませんが、僕が非日常を日常に変える経験になりました。
台本忘れて感情のままに話して僕は本心から対談を楽しみました(後から思えばそのときディレクターさんは気が気じゃなかったかもしれません)。撮影前に「目線はいつもこのあたりにください」のあたりを見るのも忘れ、立ち会っている人たちの存在も忘れ、サチさんだけに向き合って、2人だけで話している感覚でした。
緊張しないコツを意識してやってみたのはいい練習になりました。実際まだまだ新しい場面では緊張することもあると思いますが、今回猛烈に緊張感が解ける瞬間を実感できたことは大きな気づきでした。
放送が楽しみ
放映は今年の8月予定です。実は一番楽しみなのが、4ヶ月後の自分がテレビ放映を見てどう思うかなんです。今より自分がどれだけ変わっているか。10月は秋だからけっこう先な気がしますけど、4ヶ月は案外あっという間です。そして皆さんのフィードバックもお待ちしております。
MXテレビ「THE HISTORY」
https://history-tv.jp/backnumber/nemoto_yuki/
※撮影後のツーショット
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