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「命」から遠ざかるから豊かになれない

私達はいつも目の前にあるものを「もの」として消費する。食べ物ならば、ただお腹がいっぱいになれば、この食べ物にはビタミンが豊富で美容にいいからなど、それを人間の自分勝手な都合と解釈で、そのものがどんなふうに育てられ、どんな過程を経て、どんなふうに自分のもとに来たかというストーリーにはあまり興味を持たない。

とても丁寧に作られた化粧品があって、何千年も積み重なった地層から抽出された天然水を使っていて、人間の手で何十日もかけてひとつひとつ手作りをしましたと謳われても、「で、効果は?」で終わり。

そう、私達はいつの間にかそのものの「命」を見ることをしなくなった。そして本当の「豊かさ」から遠ざかった。

ただ目の前にあるものを「消費」して生きるだけの日々。それは人間と人間の関係性にも入り込む。いつも人の「利用価値」ばかり見て、損得で人と繋がろうとするようになる。

職場や近しい人間関係において、あなたの「背景」や「ストーリー」などをガン無視されて切り捨てられるような経験をしたことはありませんか?

でもあなたがぶった切るから、ぶった切られる。

それは即ち自分の命さえ、尊いものだと思えないということ。自分の命を軽んじるから、誰かの何かの命も軽んじるし、軽んじられる。

まずは、自分の命がどんなふうに成り立っているかに思いを馳せてみよう。 

自分が追い求める「価値」なんていつかは消えてなくなるものにフォーカスするのではなく、自分の「命」をもう一度抱きしめてあげてほしい。

中條有紀Instagram

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