自分に言いきかせるように
自分の心や思考を整理したい、自分の現在地をしっかりと把握したいと思った時に取る私の手段は、「書くこと」。
頭の中で多くのことを考えている時と、心が何かを訴えている時は必然的に書くことが増える。
少しでも可能な限り考えていることと感じていることに近い感覚を文字にして抽出することで、やることを明確にしたり、目的をはっきりさせたり、選択や決断の指標にできるようにと、自分がしっかりと納得した形で生きられるような工夫はしている。
後悔しないかどうかで物事の決断をするのは難しいが、納得するかどうかで決断をするのであれば可能な限りそこに近づけることはできる。
100%納得することは無理だとしても。後悔するかどうかは決断したあとじゃないと分からないことの方が多い。
頭が納得するかどうかよりも、心が納得するかの方が重要で、それに耳をしっかりと傾けられるかどうかで自分の人生は如何様にもなっていく。
自分の心や気持ちに対してなぁなぁになって、なんとなくハッキリしないまま生きていく方が苦しい。
だから、定期的にそれらを確認するためにも書くことを大事にしている。
それでも中途半端な自分が鏡に映し出された時、自分に対する嫌悪感は消えない。
これで本当にいいの?って、自分に問いただすことも少なくはない。
自分が納得する生き方が本当にできているのか?
何が自分を納得させるのか?未だにわからないことも多い。
何かを選択したり、決断する時に、後悔するかどうかなんてそのときはわからない。
ポジティブな期待もあれば、予測し得るリスクだって当然ある。
その中で自分が納得のいく決断をし、その決断を正解にしていくしか道はない。
そして何が正解かは、自分の中にしかない。
自分に言いきかせるように、自分を見失わずに生きたい。
だからこそ、私は書くことをやめることはできないのかもしれない。