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isada
まどろみの中で
こんにちは、yukimoです。
今日、youtubeでこの動画がたまたま出てきました。
内容としては、ただの作業用BGMなんですけど、独断的な眠りから目覚めたカントのように勉強するプレイリスト、というタイトルに惹かれて、思わず高評価してしまいました。
勉強する意味とか、この程度でいいのかなって思います。こういうので、クスっと笑える感じ。哲学者っぽく、大袈裟に言えば、「認識におけるコペルニクス的転回をもたらす舞台装置を自らのうちに内在させていく営み」とでもいいましょうか。
ちなみに、カント哲学を知らない方への補足ですが、独断的な眠りとは、カントが自分の哲学的な転機について述べた有名な比喩です。カントは、以前は自分も現実に根拠を持たない哲学を信じていたと述べています。しかし、デイヴィッド・ヒュームというイギリスの哲学者の批判的な思想に触れたことで、その考えに疑問を抱きます。そして、これをきっかけにカントは「独断的な眠り」から目覚め、やがて自身の哲学体系を築き上げました。この出来事が、彼を近代哲学の巨人へと導く大きな転機となったのです。
こうした背景を知ると、動画タイトルに隠されたウィットや奥深さに気づけるような気がします。また、カント哲学を知らない人には、「何のこと?」ってなるコンテンツをあえてそのまま投稿する姿勢。一部の人にしか刺さらないようなテーマでも、そこに魅力を感じる人が必ずいるはずだっていう気持ち。いちnoterとして学ぶべきものがありました。
それでは。