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【詩】教育てきなこと

なにもないところに感触があるとき
わたしは幽霊になったのだとおもう
自由研究でたしか言った気がする
おもしろい考え方ねってまるめられ
ひとがひとになにかを教えるという行為
それじたいに頭をふせているわたしたちは
頭をなでられるときに
憎しみが口のはしからたれてきていること
あなたか生きのこりつづけるために
あなたはわたしの頭をなでているのだ
ただの命ごいでしかないというのに
そのままのわたしがいいと言う
なにも欲しくないのは強欲だ
からであり くうであり そらであり
ちりぬるを を こたへやう
言葉を知っていく無知になっていく
固定するために
接続しなければ
そうしなければ
嘘にきがついて
消失を思い出す
わたしたちは
からだを抱きしめてそれを
かけがえのないことの
ようにふるまい
その気色悪さを
なんとなく
きりおとし
本当に罪を知っているとくちにして
自分だけは赦されようとしつづけて
地獄にいることだけはみとめないで
となえることをやめない




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