【詩】伸びゆくものへ
私の若年、その主義思想とは一本杉であった
いまや、針金になり、最後には糸くずとなる
年輪の削られるような、生を歩きながら
期待と虚無はいつも結ばれていた
深まれば、深まれば、
より哀しくなる
せめてもの礼をもてばこそ
糸くずのような私にも、
哀しみ以外が伸びゆくか
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