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【詩】降りる風

秋の空はせっかちな蒼天
真昼天高く、白色の星々は滑空する
虫の声は、空から落ちてくる
嗚呼、嗚呼、ないている
ヒガンバナの傍に、佇んで見上げて
残り少ない暦を焼いて、煙に滲むのは
清々とした、秋の空


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