【詩】緑の霧雨の
雑踏は歌であった
背中の悲哀を追いかける
世相へのセンチメンタル
モスグリーンの背広たちは、
霧雨のコンクリートジャングルに、
浮かんでは消えてゆく、
浮かんでは消えてゆく、
朽ち果てた歌の
苔の生えた初心の
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