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【詩】夕暮れに消えた息

震える指で動かすスマホ
突き刺す寒さと夕暮れが
こわくてこわくてバスを待つ

なにもなにも追っては来ない
それをゆるさない自分の手は
背中にナイフを突き立てて
早く進めと唸っている

安寧に近いところで
危機をつくりだして
脅しながら生きている


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