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【詩】ルーティン

愛されたいって言うのが怖いから
許しを請いながら生きながらえた
みにくいままでも、
生きてこれたのならば、
やっぱり、ちゃんと泣くべきだ。
私は、許されなくてもいいから、
やっぱり、ちゃんと泣くべきだ。
私は、愛されなくてもいいから、
やっぱり、ちゃんと泣くべきだ。
ここから、
みにくいままでも、
生きながらえてゆくのならば、
愛されないかもしれない
許されないかもしれない
でも、
愛されるかもしれない
許されるかもしれない

概念に、自然に、何かを重ねても、
実存する、君に、何も言えなければ、
どれほどの言葉を覚えても、
どれほどの表現を試しても、
君のところに辿りつけずに、言葉は死ぬ。
私が、言葉と水で出来ていることで、
人間であることを証明したとして、
君のこころを揺らさないのなら、私が死ぬ。
肉体は私で、肉体以外も私であるという、
証明になるためには、失うものが大きいから。

私は、つづかなければいけない。
君を、たくさんあきらめながら、
私は、つづかなければいけない。



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